クリエーター科1年の林業・林産業体験実習です。
今回は若齢林での下刈り作業です。
下刈りとは、スギやヒノキなどの造林木を成長させるため、
生育を阻害している周りの植物を刈払う作業のことです。
蔓をとって造林木が真っ直ぐ成長できるようにしたり、
倒伏している造林木を起こしたりもします。
まずは準備体操です。
下刈り作業は、各種の林業に関わる作業の中でも、
特に体力を使う作業です。
毎年、蜂に刺されたり、熱中症で倒れたりと、
傷病者も多く出ています。
準備体操をして、各自の飲料もしっかり用意して
実習を行いました。
今日はあいにくの雨でしたが、
午前中はしっかり作業を行いました。
下刈り鎌を使っての作業です。
濡れている方が刈りやすいですね。
去年も作業に入った現場ですが、
1年も経つと周りの植物がかなり繁茂しています。
午後は、アカデミーに戻って下刈り鎌の研ぎを行いました。
早めに終了したのでナタ研ぎも行いました。
研ぐ作業を行う時は、刃物と自分の手の位置に気をつける必要があります。
つい手を切ってしまう時があるので、手をすべらしても刃物に当たらない
手の位置で作業することが必要です。
また地面や木材、足などを使って刃物がぐらぐらしない姿勢を
しっかり作ることも大事です。
今日の授業はクリエーター科全員が参加なので、
普段は山で作業することのないものづくりや木造建築講座の学生にとっては、
新鮮だったのではないでしょうか。
みなさまお疲れ様でした!