2014年9月24日水曜日

土を知れ、土壌を知れ、立地を知れ

土と土壌の違いを知ってるか? 樹木が育つということ。


 こんにちは、JIRIです。
今日はエンジニア科1年生の精鋭が集い、森林文化アカデミー演習林で植生や森林土壌の勉強
をしました。

 指導教員は、ななんと、横井エンジニア科長とJIRIクリエーター科長の2人。

 最初に現場の地質のこと、岩石が風化して土壌化すること、落葉落枝が栄養分になること、
植生を見れば地質が、水分環境が、立地環境が判る。・・・・・などを習う。


 最初はスギ林で土壌を見てみる。
 根系の分布はどうか。石礫はどうか。土壌の色は。土壌構造は。土性は?・・・・実際に土壌を
掘って、素手でさわらなければ土壌は判らない。

 「土」と「土壌」は違うようね。 土壌には構造がある。粒状、塊状、団粒状など。



 土壌の層位区分をどうするのか。仲間同士で検討する。

 今度はヒノキ林に移動する。そこの下層植生はウラジロが主。他にもアカラカシやツブラジイ、
ヤマウルシなども見られる。

  そこに見られる「根」は何の根か? 草本か、シダか、上木のヒノキか?


 土色帖では10YR 3/4 と黄色みが強い。
 土壌を指で潰して、水分状態を確認するとともに、色合いや土性を確認する。


 最後に、広葉樹林の中で土壌を確認。そして植生も再確認。
今日は一日中を演習林で過ごす実習をこなしたのです。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。