2014年10月29日水曜日

恵那市岩村町;文化的景観の保全・活用をテーマに現地研修


 山村づくり講座の2年生は1010日に「文化的景観論」という授業で恵那市岩村町を訪れました。恵那市岩村町には、国の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に指定されている町並みがある岩村地区と、国土問題研究会が農村景観日本一と折紙を付けた景観を持つ冨田地区があります。今回は、ふるさと活性化協力隊として冨田地区で活動されていたNさんと、NPO法人農村景観日本一を守る会の理事長であるYさんから、景観の保全・活用に向けた取り組みを伺いました。

 まずは国の重伝建に指定されている町並みを散策しました。この町並みは、かつて城下町だった頃の商家の街並みが大事に保存されていると同時に、地元の人が電線類を地中に埋めたり、街灯も雰囲気に合わせて新しく設置するなど、景観を意識した活動が行われています。一方、重伝建に指定されていない場所は整備があまり進んでいなかったり、景観優先で防犯面や生活面において問題がある(周りが暗くなっても明かりをあまりつけることが出来ないため、足元が見えないなど)等の課題も出ているそうです。
 
 
 
 
 次に冨田地区を訪れ、展望台から農村景観日本一の田園風景を眺めました。その後、冨田地区に残るかやぶき屋根の民宿「茅の宿とみだ」で農村景観を守る取り組みをNさんやYさんより伺いました。冨田地区ではNPO法人「農村景観日本一を守る会」が中心になり、「茅の宿とみだ」の運営や草刈りボランティア、都市農村交流を行い、地域資源の活用を推進しているとのことです。
 


 
 
 
 両地区において、地域を訪れる人が増加するという効果が生まれているほか、地元の人が周りの景観を気にするようになったり、富田地区において、都市住民との交流事業が始まったりと、様々な変化が生まれています。一方で、地域の人の間でも景観に対しての意識の違い(やる気のある人とない人)があるなど課題も明らかになっています。今後は今行っている活動をいかにして地域ぐるみで行い、景観を維持・活用していくかを考えていくことが大事になってくると感じました。

 
以上、山村づくり講座2年の最賀が報告しました。

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