2014年12月10日水曜日

GISは現実世界の問題を解く、問題解決ツール

森林GISの研究はここまで来ているのか?


 林業再生講座1年生の『森林情報』、今回は岐阜県の森林研究所の古川部長さんから研究で
利用されている森林GISの一端を伝授してもらいました。

 最初にGPS(ガーミン)とレーザーレンジファインダー(トゥルーパルス360)、PDAを使ってルート
の放射測量に挑戦。


 PDAの扱いも、レーザーレンジファインダーも初めての下西さん。 一所懸命利用方法を
学び、測量にチャレンジ。

 起点の緯度は 35°33′11.9″、経度は 136°55′13.1″ 、森林フィルターをつけて反射板を
狙ってレーザー発射。


 アカデミー校内の歩道も放射測量でポイントを稼ぐ。また数々の自力建設の位置も放射法で
決めていきます。

 トゥルーパルス360の「Fire」ボタンを押すと、ブルートゥースでPDAがポイント確認のチャイムを
鳴らす。データはPDAにあるカードに蓄積される。

 
 


 さて、コンピュータルームでPDAにあるデータをShape File(シェープファイル)として読み込み
ます。
 これを相対座標に置換して、パソコン上に表します。

 Shape Fileとは、「図形情報と属性情報をもった地図データファイル」が集まったファイルです。
ある図形が地球上の「どの」位置にあり、「どんな」形状をしているのか、その図形はどんな「属性」
(性質・特徴・数値など)を持っているのか、という情報のファイルです。
 このシェープファイルは、GISの世界市場でトップシェアを誇る米国ESRI社が提唱したもので、
ベクタデータの記録形式の一つです。


 ファイル置換の手法は簡単ですが、岐阜県の古い森林基本図は日本測地系平面直角座標
で作成されているため、取り扱いには要注意です。

 ちなみに、最新版は世界測地系に移行しています。


 森林研究所で現在取り組んでいるGIS処理に、
  『空中写真DSMから樹冠高を求める手順』があります。


 航空からレーザー光線を樹冠や地上に照射して得られるレーザースキャナ(LIDAR)データ
を利用して、地上面(DTM)と樹冠面(DSM)を測定し、それらの差し引きで樹高を求め、樹冠の
大きさから幹の大きさを推測し、林分の材積を予測するのにつなげるのです。


 そうしてLIDARデータを処理した地形図面を学生が見入る。


 航空写真だけを見ていると、植生そのものが低木なのか、高木なのか判らなくても、
DSMから樹冠高を求めれば、実は低い樹木ばかりだとか。

 地形的に低い場所だとか、過去使われた歩道ですが現在は見えない歩道も鮮明に見ること
が出来るのです。

 
 さて、明日も森林研究所でのGIS授業が続きます。人によっては難解なGISですが、明日も
頑張りましょう。
 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

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