中部森林管理局では、毎年、1月の終わり頃に、「中部森林技術交流発表会」を開催しています。ここ数年、毎回、クリエーター科林業再生講座の学生が課題研究の成果を発表しています。
今年の林業再生講座の2年生は3人。そのうちの2人の学生が発表しました。残りの1人も応援に駆けつけ、さらに1年生は授業の一環で聴講。引率の教員1人を含め、大所帯での参加となりました。
発表の1人目は、笠木くん。テーマは、「林業の労働災害は何故起こるのか? -事業体の災害分析からの提言」。
労働災害の発生が多い林業の現場で、どのようにすれば災害を減らすことができるのか、とても重要な課題です。
2人目は竹川くんで、テーマは「中規模森林所有者が行う立木の在庫管理」。
実家の山林をケーススタディーに、マーケットインとジャストインタイムを実現するためにはどのように立木の在庫を考えればよいかを検討しました。
2人に共通するのは、社会に出てから直面する、あるいは取り組みたい課題を研究テーマとしていることです。これは、他の学生にも言えることで、アカデミーの課題研究の大きな特徴です。
こうした場での発表は、2人とも初めて。かなり緊張したでしょうが、とても良い発表でした。1年生も来年の自分の姿に重ねて、課題研究へ取り組む意欲も増したことでしょう(と期待しています)。
アカデミーにおける発表の本番「課題研究公表会」は、クリエーター科が2月24日(火)、エンジニア科がその前日の2月23日(月)です。ぜひ足を運んで、学生の取り組みを見てやってください。