2015年4月16日木曜日

山の神さまと森のようちえん 

「よいしょ〜!」「よいしょ〜!」の声がアカデミーの森じゅうに響き渡ります。


今年度もアカデミーで活用している森のようちえん「森のだんごむし」の入園式が行われました。

森のだんごむしでは、
毎年、入園式と年末には、お餅をついてそれを山の神さまにお供えしに行きます。
新しい入園生も含め、山の神さまに1年のご挨拶をしにいくのです。


お餅には、昨年子どもたちが育てたもち米を使います。
臼と杵はアカデミーのジリさんこと川尻先生が提供、
子ども用の杵は、アカデミーのOBのとっさんこと加納さんによる手づくり。

みんなの気持ちがたっぷり入った手づくりのお餅です。


お父さんもたくさん来てくれて、賑やかな餅つき大会、いやいや入園式となりました。
お母さんたちもうれしそうです。

つき上がったお餅は、さっそく子どもたちの手でころころ丸めます。
いろんな大きさ、いろんな形が、た〜っくさん。

子どもたちも、いろんな子どもたちがた〜っくさん。
みんな違って、みんないい!とはまさにこのことです。

このいろんな個性が今年も森のなかでぐんぐん育ちます。

完成したお餅は、板のお皿の上にのせ、子どもたちが神さまのために野の花や葉っぱをつかってデコレーションします。素敵でしょ。


そして山の中を30分ほど歩いて山の神さまのところに持って行きます。

今年もまた山の神さまの言葉が分かるジリさん(川尻先生)が、
祝詞をよんでくれました。その他にも山の神にまつわるお話もお父さん、お母さんに
してくれました。


子どもたちは、真剣に山の神さまにご挨拶してました。

今年も14人の子どもたちが、毎日森の中で過ごします。
山の神さま、どうか暖かく見守っていてください。



自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作