「よいしょ〜!」「よいしょ〜!」の声がアカデミーの森じゅうに響き渡ります。
今年度もアカデミーで活用している森のようちえん「森のだんごむし」の入園式が行われました。
森のだんごむしでは、
毎年、入園式と年末には、お餅をついてそれを山の神さまにお供えしに行きます。
新しい入園生も含め、山の神さまに1年のご挨拶をしにいくのです。
お餅には、昨年子どもたちが育てたもち米を使います。
臼と杵はアカデミーのジリさんこと川尻先生が提供、
子ども用の杵は、アカデミーのOBのとっさんこと加納さんによる手づくり。
みんなの気持ちがたっぷり入った手づくりのお餅です。
お父さんもたくさん来てくれて、賑やかな餅つき大会、いやいや入園式となりました。
お母さんたちもうれしそうです。
つき上がったお餅は、さっそく子どもたちの手でころころ丸めます。
いろんな大きさ、いろんな形が、た〜っくさん。
子どもたちも、いろんな子どもたちがた〜っくさん。
みんな違って、みんないい!とはまさにこのことです。
このいろんな個性が今年も森のなかでぐんぐん育ちます。
完成したお餅は、板のお皿の上にのせ、子どもたちが神さまのために野の花や葉っぱをつかってデコレーションします。素敵でしょ。
そして山の中を30分ほど歩いて山の神さまのところに持って行きます。
今年もまた山の神さまの言葉が分かるジリさん(川尻先生)が、
祝詞をよんでくれました。その他にも山の神にまつわるお話もお父さん、お母さんに
してくれました。
子どもたちは、真剣に山の神さまにご挨拶してました。
今年も14人の子どもたちが、毎日森の中で過ごします。
山の神さま、どうか暖かく見守っていてください。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作