エンジニア科2年生は様々な炭焼きに挑戦! 先週から実施している演習林の炭窯での炭焼き。
森林技術開発・支援センターの伊佐治さんの指導のもと、ようやく木炭になる準備がたかな?
ではのぞき穴をふさがねば!
山の赤土と耐火煉瓦で空気の取り入れを無くします。
もちろん炭窯全体のひび割れも禁物、何人ものひとで赤土の泥を捏ねて、ぺたぺた貼り付け
作業が続きます。
続いての仕込みは、「ドラム缶窯」による炭焼き。
伊佐治さんからステンレス製の窯と、その周囲を土で覆うための仕切板(耐水合板)の組み立
て方や設定方法などを学びました。
設置時に窯の後ろをあげて勾配をつけるとどうなるのか?
炭窯は炭化をゆっくり確実にするため奥の方が低くなっている、ドラム缶窯でも時間を掛けて
良い木炭を作るにはそうするべき。しかし、時間がないから早く作りたいときは、ドラム缶の奥を
少し高くする。
木材を入れたドラム缶窯と竹を入れたドラム缶窯の2つを設置。
周囲を仕切り板で覆い、土でまわりを埋め尽くし、焚き口で火をたく。
細かく割った竹と木材に火をつけるのは、ファイヤーマスターの花村君。
うまく煙突が暖まり、煙道の引きもつよくなってきました。あとはどんどん焚くのみ。
もちろん、煙の温度も測定しています。煙道で測定して70~76℃くらいを目指して焚き口
を管理します。
温度が高くなると、煙の色も白から少し色がつき、臭いもきつくなります。
約70℃になると煙道から木酢液をとれるようになるので、傘状のロート部取り付けます。
また76℃が保たれるようになると、煙の色が変化してきます。色が白っぽくなってきました。
そろそろ焚き口を締めて、通風を無くして炭化促進かな?
本日はここまで。さてさて、炭窯もドラム缶窯もどんな木炭ができあがるやら?
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。