2015年5月2日土曜日

山に植える苗をどうするか


クリエーター科1年生の専門科目が始動しました。林業再生講座の最初の授業のひとつが「造林の基礎」です。この科目では、針葉樹人工林施業を基軸とした造林技術の基本的なことを押さえます。

初日は森林施業全般に関する講義と林木育種に関する講義、翌日の午前は種苗生産に関する講義でした。 2日目の午後は、県の白鳥林木育種事業地にお邪魔して、育種と種苗生産の現場を見学させていただきました。


スギの採穂園、ヒノキの採種園などを案内いただきました。

 
ヒノキのコンテナ苗の生産についても見せていただきました。

現場を見ながら、育種あるいは育種事業とはどんなことなのか、そして種苗生産とはどんなことなのかを考えました。

苗木なくして造林はありえません。植えた苗木が何十年にもわたって地域の生態系を構成し、最終的な商品になるのです。

今回のような見学を交え、今後、様々な学びが展開します。それらのパーツが、有機的につながって林業というパズルを完成させていってほしいと願うばかりです。