森と木のオープンカレッジで、今年もニホンミツバチ協会さんとの連携講座「ニホンミツバチと暮らす」を行いました。「ニホンミツバチの飼育の技術を学ぶ」だけでなく、ニホンミツバチと暮らすことを通して周りの自然環境に目を向けてもらうことが狙いです。
2回の連続講座で、一回目は7/18(土)に行いました。ニホンミツバチのお話、巣箱の話等聞いた後、蜜しぼりに入ります。
巣箱の実物を見ながらの解説
この日はあいにくと雨でしたので、連携団体のニホンミツバチ協会さんに蜜の詰まった巣箱を持ってきていただきました。蜜の詰まった巣を巣箱の枠から切り離し、蜜しぼりを行いました。
巣を枠から切り離し、蜜をしぼります
蜜蝋やろうそくに関する講義の後に、ミツバチの巣から蜜蝋づくりも行いました。蜜蝋が固まるまで時間があったので、周囲の自然観察です。蜜源となる植物の解説を主に受けながら、観察して歩きます。
解説に興味津々の参加者の方々
天気が悪かったためか、日中にもかかわらずセミの羽化が見られました。普段なら見過ごしてしまいそうですが、丁寧に見て歩くとこのような思わぬ発見もあります。
ニイニイゼミの羽化
会場に戻って、蜜蝋からハンドクリームにも使えるクリームを作りました。最後は、しぼった蜂蜜とクリームを一瓶ずつ持ち帰ってもらいました。
持ち帰り用にずらり並んだ蜂蜜と蜜蝋クリーム
日は変わって9/12(土)、二回目の講座の開催です。この日はミツバチの巣箱づくり。最初にミツバチの生態、飼育に関する知識等をおさらいしました。
最初にニホンミツバチについておさらい
その後、キット化された巣箱を組み立てて行きます。きちんと直角が出るように切ってあるので、自分で板を買ってきて作るよりは格段に楽になっていますが、初めての方だとそれでも時間がかかります。組み立て方を簡単にレクチャーした後、作業開始です。
子供さんも協力して組み立ててます
うまく枠になってきているようです
黙々と作業を続けられる方もいらっしゃいました
やった、完成!
この巣箱は重箱式といって、底の無い枠が4段重ねになっています。各枠には覗き窓もついていて、ミツバチが入った後も容易に中を観察できるようになっています。
作った巣箱は希望者のみ実費で持ち帰りできる事にしていましたが、なんと全員が持ち帰りたいとの事。皆さん、大切に車に運んでおられました。来年の春、ミツバチとの暮らしが始まると良いですね。そこから見えてくる事がきっと沢山あると思います。
参加していただいた皆さん、スタッフの方、お疲れさまでした。