森林GISの可能性を学ぶ
現在、岐阜県森林研究所が取り組んでいる森林GISを中心にお話し頂き、実習をする中で、
森林GISの利用可能性を学びました。
最初に、前回実施したGPSデータについて、マルチパスなどによって誤差が生じた事例を
パソコンで確認。
そして、レーザーコンパスやGPSでトラックデータを蓄積。 測量の水平照準に手間どいながら
いざ、測量開始。
測量データやGPSデータを蓄積させるPDAの操作方法も学びます。
多くの機種は機械同士がブルートゥースでペアリング通信してデータ管理してくれます。
山の歩道のトラックデータ集積して、解析することとしました。
山での測量で如何に測量機器の水平を保持するかが重要であることも学びながら、
機械操作を交代しながら、各自が操作手順を学びます。
測量に午前中の時間を費やしてしまいました。
午後からデータの加工や表示方法を学びます。
写真で自分たちが測量した場所のポイントデータ(薄いピンク○)とその場所の画像がどのように
GIS化するのかも学びます。
オルソフォトでは地形が見えにくいので、地形図に切り替えて、ポイントデータの写真画像
を貼り付け、その位置情報などを確認しました。
さて、私たちは森林GISのごく一部しか体験していませんが、岐阜県では岐阜大学や、森林研究
所、森林文化アカデミーなどが協力して「森林経営計画策定のための高精度森林情報の活用法」というものを作成しています。
これには「林相図や蓄積分布図、傾斜区分図などの利用について説明してあり、森林GISの
利用可能性の大きさを知ることができます。
さて、2回にわたって森林研究所の古川部長にはご指導頂きました。有り難うございました。
学生には操作そのものも重要ですが、今後自分たちが、このGISをどのように利用するのか
について考えてもらえればと感じるのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。