11月14~15日は岐阜県立森林文化アカデミーの学園祭、『翔楓祭』です。
その初日の14日に長野県林業大学校、岐阜県立森林文化アカデミー、京都府立林業大学校
の三校が「三校の交流に関する協定書」を交わし、6年間にわたって、学生や教員の交流を誓い
ました。
さて、、『翔楓祭』は、実行委員長である室谷祐作さんの合図で開始。
室谷さんが「エイエイオー!」と言うのに併せて、居合わせた在校生が、拳を振り上げて
同調しました。
続いて、恒例のオープニング行事、アカデミー名物の『丸太切り』です。
今回用意された丸太は、いつもより太く、乾燥しており、切るのも大変。
ましてや道具が、前原生徒会長は枝打用のノコギリ、エンジニア科代表の伊藤さんは電動ノコ
ギリ、教員代表の私はアーボリスト用カーブソー、クリエーター科代表の田中さんは一般の枝打
ノコギリとばらばら。
私はアーボリスト用のカーブソーを使っているので、「切断が容易」、一番乗りで切り終えました。
ちなみに私が身につけているチェンソーウエアは、ロッテンブルク単科大学がPSSというメーカー
と共同開発したもので、日本にはまだこの一着しかありません。今後はこのチェンソーウエアの
性能評価を学生と一緒にしていく予定です。
電動ノコギリの伊藤さんは、想像以上に悪戦苦闘。 おおかたの予想に反して、切れない電動
ノコギリに、もう笑うしかない!!
一番可愛そうなのは、前原生徒会長、本来の使い方でないノコギリを渡され、顔をしかめて
必死に切りすすみ、なんと予想に反して2番目にフィニッシュ。
クリエーター科代表の田中さんは、ノコギリにあった順当な切り方で、的確に切り進んで行き
3番目にフィニッシュ。
翔楓祭のオープニングが終了したら、涌井学長の部屋に、長野県林業大学校の宮崎校長先生
と吉川教授が、京都府立林業大学校の只木校長先生と江波副校長、志方教授が来られました。
さぁ、これから協定締結です。
協定書へのサインは、学生ホールで居合わせた学生や一般の方を含めて実施しました。
居合わせた人々が、歴史の立会人となって、三校による交流が一層促進されることを願い
その場で記念撮影。
協定書をもたれている左から長野の宮崎校長先生、涌井学長、京都の只木校長先生です。
協定締結の他にも、涌井学長には大仕事が・・・・
学生からいきなり、練習も無しで、ヒノキの板に、『翔楓祭』と筆で書くように要求され、只木先生
宮崎先生が見守る中、なめらかな筆裁きを披露されました。
涌井学長の筆裁きを、生徒会長と実行委員長が観客のみなさんに披露。
墨が垂れないか心配でしたが、学長が墨の量も見計らって書いて下さったお陰で、問題なし。
最後に、学長は、『翔楓祭』の受付に向かわれ、学生から今年のTシャツを購入されて、
学生たちの会場を回れたのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。