2015年12月20日日曜日

【アベマキ学校机プロジェクト】イブニングセミナー: 「アベマキ学校机プロジェクト ~地域の木を暮らしに生かし、そして誇りにするために~」を開催しました

先日告知した通り、12月18日(金) ぎふメディアコスモス ドキドキテラスにてイブニングセミナーを開催しました。




題目は、
「アベマキの学校机プロジェクト ~地域の木を暮らしに生かし、そして誇りにするために~」

和田 賢治 岐阜県立森林文化アカデミー イブニングセミナー


セミナーでは、第1部と第2部に分け、前半ではこのプロジェクトの内容や発足の経緯、また関係する人たちがどんな思いで取り組んでいるのか、ご紹介させていただきました。アベマキという樹種がどんな木なのか、木製品として活用するためには解決しなければいけない問題などプロジェクトにかかわることはすべてお話しました。単に、里山に木がたくさんあるから、有効活用していこう、という軽い気持ちでは成り立たない難しさもこのプロジェクトには含んでおり、そういったことも紹介できたかと思います。



また、美濃加茂市の担当者である山田さん、春見さんからはとても熱い思いが聞けました。この市の担当者がほんとに魂込めて取り組んでいることが物事を前進させる大きな力になっています。

(このプロジェクトについては、これまでこのブログでも紹介してきましたのでぜひそちらの記事も見て見てください。)


第2部では、美濃加茂市の藤井浩人市長にもご登壇いただきました。美濃加茂市では、「里山千年構想」として里山の再生を市政の一つの大きな柱に据えています。価値が伝わりにくい里山を重要施策として取り上げるからには何か大きな思いがあるはず、ということでそのあたりを中心にお聞きしました。

藤井 浩人 美濃加茂市 岐阜県立森林文化アカデミー イブニングセミナー


藤井市長が市長になられたとき、まずどんなまちにしたいのかを考えたそうです。その結果、市民が地域に誇り、自信を持てるまちにしていく、そしてそれは美濃加茂市にある資源(宝)を最大限に活かしていく、ということだったそうです。その資源が、当時は荒れ果てていた里山だったわけで、当時は獣害もひどく、せっかく育てた野菜や果樹がイノシシなどに食べられてしまい、農家の方々がやる気をなくしているという状況もあって、この里山再生を喫緊の課題としてとらえたとのこと。



このような話の中で、私から、アベマキ学校机プロジェクトが先日ウッドデザイン賞にて優秀賞(林野庁長官賞)を受賞した際に審査委員の方たちからいただいた「木に関連する取り組みは評価がしにくい」というコメントを紹介し、里山再生をどのように評価していくのか、という質問をさせていただきました。

藤井市長は、目先の利益を追うことやわかりやすい経済的な指標を無理やり持ち込むことはするべきではないと述べ、例えば環境教育に関してもその費用対効果を試算するよりもどれだけ手触り感のあるものにするかに注力すべきとのことでした。

また、美濃加茂市が将来的に人口が増えていくという調査結果を紹介しながら、人口という数字で判断するのではなく、どれだけの人が地域で活動(活躍)しているのか、どれだけの人がかかわっているのか、というところを大事にしていきたい、とお話されました。


地方創生という言葉を日常的に聞くことが多くなってきました。その中で、豊かさの本質をどのように考え、また、関わる全ての人と共創していく価値をどのように広げていくべきなのか、同世代の藤井市長のお話を聞きながら、私自身とても考えさせられるセミナーとなりまりました。

アベマキ学校机プロジェクトは来年もどんどん進んでいきます。改めてこの1年半を振り返り、これからの活動に邁進していこうと思いました。参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

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