授業や課題に追われてなかなか更新できていませんでした。。気づけば年末です。
前回どこまで書いたかと思い出してみると、大工合宿がようやく終わったところでしたね。
自力建設の現場から第七回は配筋、型枠編です。ようやく本格的な基礎工事に入ってきました。
今回の建物の基礎は鉄筋コンクリートです。鉄筋コンクリートとはその名の通り、鉄筋を中に通したコンクリートです。圧縮に強いコンクリートと引っ張りに強い鉄筋を組み合わせたたものになります。
コンクリートを打設するためには、内部の鉄筋は配して、周りを囲う型枠を作り上げる必要がります。
まずは鉄筋の加工から。
加工は平田さんの工場で行ってもらいました。慣れないと危険だということで、私は見学させてもらうのみです。
こんなような機械を使って鉄筋を曲げていきます。
細かく機械では曲げられないような部材はこのような治具をつかって手で曲げていました。
加工していただいた、鉄筋や型枠を現場に持ち込んで、作業を行っていきます。
今までは主に木材を扱っていたので、鉄筋の重さが実感できます。
今回は高基礎部分も含めてすべて一発で打ちます。というのも、現場がポンプ車必須の場所であるため、一回で終わらせたいという思いです。
そんな制約に加えて、この巨大な岩!
なので、この岩の周りから型枠を作って、配筋をしていきます。
配筋同士をつないでいくためには、こんな道具を使います。
ハッカという道具で、配筋が交わる場所で番線を通してくるくると回して締め付けます。
こんな感じです。
番線の端部をひっかけて
元の部分と絡めてくるくると回して締め上げます。
最初は全然うまくできませんでしたが、慣れてくると面白くなってきます。
現場はこんな雰囲気になり、ますます工事現場の雰囲気が出てきました。
木造建築講座一年 瑞慶山
【2015自力建設の過去の記事は以下より】