2016年2月1日月曜日

【アベマキ学校机プロジェクト】美濃加茂市山之上小学校の6年生とアベマキの学校机天板をつくりました!



アベマキ学校机プロジェクト」が一昨年末から始まり、1年前の1月には当時小学校5年生だった山之上小学校の生徒が見守る前で、アベマキの伐倒を行いました。あれから1年、製材、乾燥、加工などさまざまな工程をさまざまな人たちと行ってきました。途中、ウッドデザイン賞優秀賞(林野庁長官賞)を受賞するなどビッグなニュースもありましたが、本日、ついに6年生になった生徒たちとアベマキの天板をつくるワークショップを開催するに至りました。

ここで6年生が作る天板が、4月に入学する1年生 が使う学校机に取り付けられます。


場所は、森林文化アカデミーの森の工房。6年生たちはバスに乗って、アカデミーまで来てくれました。そして、なんと「始まりの会」を生徒たちが仕切ってくれ、一日の目標などをみんなと共有してくれました。

目標⇒「やるべきことを考え、最高の天板をつくる」

素晴らしいですね!



その後、教頭先生や美濃加茂市役所の職員から改めて「アベマキ学校机プロジェクト」の趣旨を説明してもらい、私(和田)から、昨年の伐採から今日にいたるまで、どういう工程をふんできたのか、を写真などを見せながら、説明しました。


 アベマキがとても重いということを実感してもらったり、アベマキという同じ木でも色や模様や重さが違うことなど、サンプルを実際に見て、触ってもらいながら、実感してもらいました。これからの学校机は、一人一人違う模様のもの、これが自分の机だ、といえるようなものになっていきます。みんな一緒ではなく、みんな違う、その多様性を感じてもらえたと思います。

その後、このワークショップで行う作業を一通り説明しました。このワークショップでは、以下の4つのことを生徒たちに経験・見学してもらいました。

1.板矧ぎ(一定の幅の板を接着材を使って天板のサイズに接着する)
2.天板サイズになった板のコーナーを丸くする
3.縁を丸くする(面取りをする)
4.サンディングをして、滑らかな肌触りにする

このうち2は、見てもらうだけでしたが、他の作業はほぼ全員が体験してもらうようにしました。


 手分けして、接着剤を塗ります。


協力し合いながら順番に板を合わせていきます。



 力自慢?? クランプを使って圧締めをします。「こんな風に板ができるんだ!」という驚きの声が上がりました。


 トリマーという電動工具を使って面取りをする工程では、大人がサポートをすることで、全員が体験できました。きれいに面取りができた板は、ふちを触っても丸みを感じ、優しい印象になります。電動工具を使って、簡単にふちを丸くできることも驚きのようでした。


最後に、サンディングです。まずはサンダーを使って全体をきれいにサンディングしていきます。


その後、手磨きで細かく磨いていきます。


サンディングでこんなにすべすべになるんだ!という 驚きの声。

自分たちが手をかけた分だけ、その天板はきれいになり、素晴らしいものになります。直接顔を合わせて渡すことにはならないけれども、新しく入ってくる新1年生はその気持ちを感じてくれることでしょう。

終わりの会では、生徒たちからさまざまな感想が聞けました。みんながきょうの作業が楽しかったと言ってくれました。

中には、
僕たちがこうやってアベマキを使って天板を作っていくこと、それが新1年生に渡ること、そしてそれを毎年続けていくことで地域の里山がきれいになっていくと嬉しい。もっともっと、アベマキを使っていけるようになるといい。といった感想も生徒たちから出ました。

アベマキ学校机プロジェクトはまだ始まったばかりです。新1年生となる今の幼稚園・保育園の年長さんとの交流会で贈呈式が行われ、3月の卒業式後に6年生が自分の机の天板を外し、アベマキ天板を取り付ける予定です。また、並行して今の5年生はアベマキ伐倒現場の見学もあります。

これから、順繰り順繰りこのサイクルを続けて、子どもたちの地域、または里山に対する愛を育んでいきたいと思います。

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