2014年1月20日月曜日

「氷のペンダント」と「チョコレート採掘場」      森のようちえん3学期スタート


冬休みの間、
静かだった森林文化アカデミーも
授業開始とともに
にぎやかになってきました。

森のようちえん3学期も活動開始。

演習林に
子どもたちの声がかえってきました。





冬の森

大人たちにとって何もなくてただ寒いだけの森ですが、
子どものフニャフニャなアタマにかかれば
遊びのワンダーランドとなります。

ひらひら落ちてくる松の実をキャッチしたり
落ち葉の坂道をあはははは〜っと転がり続けたり
氷でペンダントつくったり

ふたりで氷をガジガジ噛んだり
冬イチゴを食べ続けたり







ひたすら氷を割り続けたり
何かをフルイで削り続けたり
木の実を集めまくったり
木の実で料理をはじめたり
リスを探したり
土の中からチョコレート発掘したり!?



森の中は、遊具なんてなくても一日中遊べます。
あっという間に時間が過ぎて帰る時間に。。。

今日もアカデミーの演習林はにぎやかです。



























自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作









2014年1月19日日曜日

ビジネスプランのタイトルが決定!


コミュニティビジネス起業論の9回目です。

今回までに収支計画,組織の形についての説明を行い、
各自のプランの深堀をしてもらいました。

今回はタイトルを各自で発表してもらいました。

◆農産物の販売・利用
「アカデミー食堂」
「伝統野菜を使った農家レストラン」

◆農林業作業の体験学習
「米を作って食べよう」
「企業の保養所を利用した木工教室」

◆自然空間の利用
「エコエアーミュージアム」

◆施設・設備の活用
「トラクターお貸しします」
「古民家リノベーション」

etc…上に挙げたのは一部で、
他にもいろいろなタイトルが挙がりました。



ここに至るまでを振り返ってみると、

地域資源の発掘、コミュニティ課題の抽出演習に始まり(1〜4回)

各自でアイディアを考え(第5回アイディア出し演習)

複数の視点で絞込み(第6回アイディアスクリーニング)

収支計画や組織の項目を考えながら(第7回収支計画の作り方、第8回法人形態の選択)

最終プレゼンへの落とし込みを行いました(今回)

最終プレゼンでは,
誰に聞いて欲しいのか?
という点を決め,

「なぜそのビジネスが必要なのか」

「どういうスケジュール、収支計画で実行するのか」

ということを説明してもらいます。

発表は1月30日(木)です。

乞うご期待!!!

2014年1月17日金曜日

持続可能なコミュニティをめぐるミニ研究会


山村づくり講座では時どき自主的な研究会を行ないます。今日は旧友の白井信雄さん(法政大学地域研究センター特任教授)が森林文化アカデミーに来訪された機会をとらえて、「合併山間集落の持続可能性」テーマにミニ研究会を行ないました。学内の教員・学生の他に、卒業生や豊田市の環境学習施設eco-Tから車を飛ばして参加したメンバーもいました。

 


最初に、白井さんから「地域の持続可能な発展に関する指標[持続可能性チェックリスト]の開発」と、その試行事例として静岡県浜松市と山形県朝日町の結果をご報告いただきました。
環境システム工学の手法をベースに、循環型社会システムや温暖化適応策などの研究を続けてこられた研究者ならではの、包括的なバランスをもって地域データの[見える化]を可能にするツールで、今後の普及が大いに期待されるものでした。




続けて、「岐阜県内の山間集落の動きも教えて欲しい」という白井さんの要望に応えて、下呂市馬瀬地域の「[日本で最も美しい村]馬瀬の景観づくり運動と中間組織の役割」について嵯峨が報告しました。
主に社会学的な視点から、合併旧村の景観づくり運動の主体形成や関係デザインについて分析した内容ですが、白井さんが示されたような「住民自らが地域状況を可視化できるツールやデータ」と併用することで、世代間や地元-外来者の価値観(個人的意見)を超えた対話を促進する助けになるのではないかと思いました。





小さな集まりでしたが、実り多い研究会となりました。また機会を作りたいと思います。
ご希望の方はどうぞお気軽に参加くださいね。













記 山村づくり講座 教員 嵯峨創平

2014年1月16日木曜日

課題研究ぞくぞく成果へ

卒業まであと2ヶ月と言う時期に入り、木造建築講座2年生の課題研究は、佳境に入ってきています。本学の地元美濃市でも、ラストスパートに入っている研究があり、その様子をリポートしたいと思います。

地域のための「建築」という環境づくり

この研究では、場所提供者だけではなく、地域、コミュニティ、アカデミーの学生、地元の民間会社、遠方からの民間会社、ボランティア団体等を巻き込み、地域のための環境づくりを行っています。子どもからお爺ちゃんお婆ちゃん、そして亀や犬まで巻き込んでの取り組み。建築と言うツールを使っての環境づくりは、建設という狭い範囲にとどまらず、多様な分野と活動とに連動するため、12月末のこの日も、餅つきと足湯、そして建築作業がセットでした。
今回の研究で使われた建築タイプは、小型木造の木工小屋。
美濃市内にあるX寺の一角で奮闘しています。

棟上げ式準備

先ずは上棟と言えば、餅。
餅つき作業開始。


金槌持つ前に、先ずは杵です。


労を労うため、
子ども達と足洗いを活用して即席足湯実験です。
コミュニティの皆さんが頑張っておられる間、子ども達が湯加減チェック

本日は、ヨモギ、トウキ、伊吹麝香草、クロモジ、ドクダミ、カワミドリの薬草足湯です。
気持ちいい!



コミュニティの鍛錬された技にかかると


あっという間に餅まき準備完了!


余力で作られた花餅の前で、クリエーター科の学生さんもご満悦です。

本当に間に合うの!?



式は数時間後。
本当に間に合うのか?!
ご近所のお爺ちゃんも心配そうです。




ついに、お爺ちゃん手を出し始めた!


最後の微調整ですよね???

ということで、何とか準備完了

いよいよ式は始まり

木造建築講座・課題研究生T君がトップバッターです。


つつがなく式は終わり、さて、いよいよメイン!?の餅まき
インストラクションが伝えられます。


準備万端
始まります。



(@@)
イエロー・カード!!!!!
お爺ちゃん!子どもより目立ってますよ。

最後はやっぱり



お爺ちゃんと子ども達、そして学生さんが餅拾いで奮闘している頃。
美脚の持ち主・餅作り軍団は、労働後の足湯タイム。
湯加減は、バッチリだったようで
皆さんご満悦
カワミドリとトウキで益々美脚と美貌に磨きがかかったようです。

この足湯に活用された夏用プール+施設も、木造建築講座卒業生Kさんが2年前課題研究で取り組んだプロジェクトでした。そして、このプール、冬は足湯として通年活用される可能性実験も、無事好評に終わりました。
T君の課題研究は、3月の卒業式まで、続行です。
乞うご期待!


お知らせ

課題研究発表会は2月20日です。
御興味がある方は、是非、是非 アカデミーへ




2014年1月15日水曜日

目指せ優良材生産! 枝打ち・ ぶり縄 奮闘記

ヒノキ優良材生産のための一手段、『枝打』
 
 

  エンジニア科の『森づくり実習 冬季編』、今回は関市洞戸で「枝打ち」の実習です。今回は原島、辻、JIRIの3人が引率教員です。

 最近では枝打ちをすることも少なくなりましたが、流通段階の原木価格を見ると、適期に正しい
枝打ちを、適量施した原木は高値で取引されています。

 また枯れ枝があると「スギノアカネトラカミキリ」による食害材(通称:枝虫材)が発生してしまい
ますが、枝打ちで枯れ枝をしっかり除去することで、これも防げます。
 

 最初に、本日利用するぶり縄、ラダー、ペッカーラダー、昇降機、そして安全帯について原島先生
が説明。


 続いて、JIRIが枝打ち道具の一部について説明。一番下の横向きが「枝打ちクラブ」、下から
2番目横が「枝打ちばさみ」。
 上段の左から、「枝打ち鎌、越前鉈、お多福鉈、今須鉈、鰻鉈、片刃鉈(これは比較用)、枝打ち
与岐、枝打ち鋸小目、枝打ち鋸」です。枝打ちの鉈や与岐は両刃です。

 枝打ちは、生枝の基部の膨らんだ枝隆(枝座)を傷つけてはダメ、ボタン材の原因になるよね。
また枯れ枝は幹に平滑に切らないと死節が発生することもある。
 注意点は数多く、材価を上げるはずの枝打ちが、材価を下げるようにならないこと。


 続いて、原島先生が、ラダーの使い方やぶり縄の使い方を伝授。
いとも簡単に樹上へ向かう姿に一同感動! 安全帯の装着などのポイントもしっかり学びます。



 さて、学生も実践です。樹齢30年生のヒノキ林で、最初はラダーで登り、その上にぶり縄をかけて
登る方式で枯れ枝打ちをし、生枝も少し枝打ち開始です。




 登る要領がつかめ、作業に余裕が出てきたところで、「はいポーズ」。
最初は怖々でしたが、一時間もすると、後ろを振り返る余裕も出てきます。


 若いだけあって学生は、次から次へと新しい木に登り、枝打ちをしていきます。
9:00にアカデミーを出発して16:00、急斜面での危険な作業でしたが、全員ケガもなく、
帰路についたのです。

 今回もみなさん、ご苦労様でした。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

新設科目「野生動物管理概論」の授業風景

今、岐阜県各地で野生動物による農林業被害、生活被害が拡大していることをご存知でしょうか? 今や、農山村地域の持続性における最大の脅威となりつつある、野生動物被害に対して、どのように理解し、いかに防御すべきかを学ぶため、アカデミーで今年度から新設され、山村づくり講座と林業再生講座の学生に提供している「野生動物管理概論」の授業の様子をお伝えします。 
(担当教員 原島)

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1220日の「野生動物管理概論」1限目は、岐阜県職員のKさんによる講義「狩猟について」でした。4億円をこえる鳥獣による被害の実態を聞きました。市街地へも出没、公園の樹木の葉を食害したり交通事故を引き起こすなど農林業や生態系への被害だけではなく、日常生活への障害が増大、個体数も増加している様子を写真と統計資料で説明を受けました。容易ならざる事態と感じました。放置すれば個体数が倍々ゲームで増加し、ただでさえ高齢化と過疎化で悩む農山村地域が鳥獣害という新たな生活問題に直面している事態を知りました。また、捕獲等で銃器免許を保有する人の高齢化による急激な減少が避けられないため、若者による資格取得、技術継承の必要性を切実に訴えておられました。
  

2時限目は、Sさんによる講義「平成の集落再生-里普請」でした。鳥獣害から田畑や生活を守るための防護柵の研究開発、その普及に関わる長年の労苦をお聞きしました。毎年、現地講演や座談会、柵の設置指導など50回を越える活躍をされており、流ちょうな語り口にひきこまれました。防護柵の命名も凝っていて、猪鹿柵→猪鹿鳥柵→猪鹿鳥無猿柵と防護レベルが高くなっていく縁(よすが)が見えてきます。鳥獣害を許さないという絆を地域でつくる「絆ベスト」は、誤射事故防止や高齢者の見守り効果まで思いを込めて開発されており、Sさんの「山村地域を何とかしたい」という強い思いを感じました。
 




 (ここまでの報告    山村づくり講座1年 水野)

午後は防護対策の先進地である、郡上市和良地域の見学です。

(ここからの報告    林業再生講座 1年 竹川 )



郡上市から国道256号線を進み和良地域にやってきました。
まず最初に視界に入ったのは水田の放棄地。
雑草がきれいに刈り取られているので、ちゃんと管理されている!と思いきや・・
じつはシカの食害だそうです。あまりに綺麗になくなっていたのが「ここまで食うか!」と驚きでした。



 

 
黒いポロポロのアレだけを残し、足跡は山奥へと続いているようで不気味でした。




 

Sさんの実家付近の水田後を見ました。
尾根には緑色のシートが張られていて、除草と尾根の崩落防止に役立っているそうです。
よく崩れるのでは?と批判があるようですが、とても崩れるようには思えません。
乗ってみてわかったのですが、めっちゃ硬い!
景観を壊さない色だし、草刈も必要ないし・・素晴らしい発明です。




Sさんが開発された猪鹿鳥無猿柵を見ました。
ポイントは入口の上だそうです。
柵によるイノシシとシカの防除、そして獣返し、計算された位置に張られた電線がサルを撃退。
さらに人間用出入り口の頭上にも鳥の撃退用に電線が張ってありました。
乾電池で十分だそうで、手軽さに驚きです。
この電線のおかげでまったく鳥害被害もなくなった!とSさんが話してくれました。




大人のおもちゃ。花火銃の実演です。
一発目、不発弾。みんなの目の前(砲身の中)で暴発。
気を取り直しての二発目、飛んだ!勢いよく田んぼの中へ!結果は不発。
三発目、成功。勢いよく30 mを飛んで空中で爆音!歓声があがりました。
今回は強風のため30 mしか飛びませんでしたが。本当は70 m以上は裕に飛ぶそうです。
これで狙われたらシカもたまらないですね!




いろいろ驚きの多い一日でしたが無事終了。
Sさん、寒い中でしたが、貴重なお話を本当にありがとうございました。

 
 
                           おわり 

2014年1月11日土曜日

「農サポ」実行委員会 続報;2014/2/20-21皆さんをお待ちしています。


新年早々、農サポ2013(農山村サポーター交流会2013ぎふ)の実行委員会を行ないました。毎月第一木曜の夜に開催してきた準備会も5回目。

本番の220日(木)~21日(金)まで1ヶ月余りに近づいて、申込み者も着々と集まり、現場の手配準備も徐々に現実感を帯びてきました。
 
また、岐阜県市町村課が221日午後に同会場で開催する「地域の助っ人サミット」の企画案も明らかとなり(公開は近日中)、丸二日間にわたる「農山村をめざす若者達/それを迎え入れる地域」の人々が集う交流会の全容が見えてきました。

 
今回のキーワードは【半農半Xで田舎を楽しむ
 
もちろん地域おこし協力隊・集落支援員など現場隊員の日常は楽しいことばかりではありません。でも、みな夢を抱いて農山村という舞台に飛び込んで活動しています。「半農半X」という言葉を手がかりに、農・里山・森の暮らしをベースにしながら、自分の経験・技術・思いを活かした仕事(X)を組み合わせて、多彩で楽しい農山村の暮らしと仕事をデザインする。そんな全員参加型のセッションになればいいなあ、と想っています。

プログラムは2コースあります。初日のエクスカーションが①山県市(12:30伊自良中央公民館集合)と②美濃市(16:30美濃太田駅集合[ローカル鉄博36]↓)。夜の懇親会~2日目の塩見直紀さんの講演・全体会は合同です。詳細情報とお申込みは〔このページ〕より。お好きな方を選んでお申込みください。皆さんをお待ちしています。



記 山村づくり講座  嵯峨創平