森林文化アカデミー エンジニア科の「森を測る」という授業
専門的にいますと「測樹学」の講義がありました。
最初に教室で測樹の概念や材積求積式など、立方メートルと石(こく)の違い、BF(ボードフット)の違いなど、何とも意味不明な材積の単位を演習込みで習います。
次に、樹高(H)と胸高直径(DBH)とその測定方法を机上で学びました。樹高は分度器法、三角定規法、ワイゼ測高器、鉛筆などと測高桿によるものです。
早速、近くの公園に出掛けて、植栽されたケヤキの樹高を測ってみます。
高さ6mの測高桿をケヤキに立てかけて、三角定規法と鉛筆で概略の大きさを見る方法を実演してみました。
意外にも、鉛筆で推測した方が正確なデータが出てきました。
次に、演習林の人工林に向かいました。
ここでは小面積に成立するスギとヒノキを測定しました。立木密度は約1300本/haです。ここの直径と樹高を毎木調査しました。
一本一本の立木の梢を揺らして懸命に樹高測定したのです。
梢が見えないときには右へ、左へと大移動、結構大変な作業です。
さて、この林分は樹高が18~20m、直径は17~20cmという林分でした。さて、この林分はどんな林分に仕立てるべきか。これからが問題です。
次回も頑張るぞ~! ジリこと川尻でした。