2011年12月14日水曜日

エンジニア科 1年生 「森を測る技術」 by JIRIさん

エンジニア科 1年生 「森を測る技術」 

エンジニア科1年生は今日、一日中この授業でした。

最初に教室で毎木調査法や標準地調査法の話を聞き、次いで標準値の取り方方形プロット、円形プロットなどについて予備知識を入れました。

そして、9:30からデジタルコンパスで、樹高測定のおさらいをしてから演習林に向かいます。

最初に約1.3haの小班の周囲測量です。

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デジタルコンパスが反射板だけに反応するように、森林フィルターを取り付けて測量開始です。
本来ならばデジタルコンパスをポールに取り付けて誤差をなくすのですが、移動性を考慮して、手持ちで実施しました。

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この写真の奥に、反射板を持った人が写っています。反射板さえ見通せれば、途中にブッシュがあっても正確に測量できます。


測量が済んだら、こんどは円形プロットを3~5カ所とって、林分調査です。円形プロットは基本は半径5.64mの円形ですが、傾斜が30度のところでは6.06mにしてプロット内を毎木調査です。
輪尺と直径巻き尺の両方で比較測定しました。


現場が終われば、情報処理室で測量データの解析です。精度が1/100以下では失格です。測点が60~70点はあるので、精度が落ちるのはしかたありません。

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なんとか約1/200程度の精度が得られ、ぎりぎりパスしました。次回は林分解析です。今日一日、演習林を駆け回って、ご苦労さんでした。仕事はもっとつらいよ!

以上、報告ジリこと川尻でした。