12月1日、名古屋市港区にある藤前干潟に行ってきました!
藤前干潟は年に2万羽もの渡り鳥などの水鳥が確認されラムサール条約にも登録されている、
国内有数の干潟です
稲永ビジターセンターでは、インタープリターの間部(まなべ)さんからビジターセンター内の展示について解説していただきました。手芸が得意な非常勤の方が作った生きものの展示、地元の漁師さんが作った伝統漁法のジオラマなど、つくった人の「人に伝えたい」という想いが伝わってきました。
展示方法でもあっ!と驚かされるものばかりで、体験的に気づくものや、スーパーのチラシを利用したもの、いつもとは違った視点で見せる工など、来訪者に伝える為の技術をたくさん学ぶ事ができました。
続いて名古屋市野鳥観察館では、干潟に向けて並べられたフィールドスコープで野鳥観察。
驚いたのは干潟にいる鳥の数と種類!鳥の種類にはあまり詳しくない私にも、すぐに片手では、いや両手で数えきれないくらいの種類の鳥を確認することができました
実際にこの光景をみれば、干潟という存在が渡り鳥にとっていかに大切な存在なのかが分かると思います
最後に藤前干潟活動センターで、NPO法人藤前干潟を守る会の副理事でいらっしゃる亀井さんから
藤前干潟とラムサール条約についてのお話をいただきました。国際条約は湿地を守る為の条約ですが、湿地に影響を及ぼす上流域に対しては保全の影響力は無いそうで、NPOとして源流部に位置する土岐川観察館との交流も行いお互いの意見交換も行っているとのことです
森林文化アカデミーの学生としては、普段目の前の出来ごとに追われて森の事しか考えられていない事が多々ありますが、美濃で行っている森林や自然に対しての施業や活動が、川下にどんな影響があるのかも意識していかなければならないと改めて感じました。
��環境教育 インタープリテーション研究会 2年 新津 裕 談)