久しぶりの光景です。
その昔、アカデミーで活動する森のようちえん「森のだんごむし」の子どもたちは、
毎週のように、木造建築の学生が建てた炊事施設「岬の茶屋」で炊事をしていました。
その光景が本日、特別に復活!
腐食した材の交換と、コンポストトイレと新しいデッキの建築を目的とした
「あらかしのだんだん」の工事が入りはじめたのをきっかけに、
あらたな炊事場を求め、OBの加納さん(通称:とっさん)の遊び場で毎週炊事をやるようになりました。
そのため、せっかく学生さんたちが子どもたちが使うことを念頭に入れて建ててくれたのですが、 利用する習慣が途切れてしまい、完成後も、なかなかこの場所で炊事をやる機会がありませんでした。学生さん、ごめんね。
(もちろん、夏冬のキャンプやイベント、学校対応、講師の歓迎会や学生の集まりではフルに活用してますが、週1回あるかないかぐらいかな。)
その場所で久しぶりに子どもたちの声が響きわたっったのでした。
実は今日は、森のようちえんの子供たちが、未就園児さんたちを食事にご招待する特別イベント。
羽釜とかまど、薪を使って、ご飯と、持ち寄り具材でつくる味噌汁を
調理するのは子どもたち!オトナは一切手助けしません。
お母さんたちはあ~だこ~だいいたくなったり、手出ししたくなるのを「ぐっと」こらえ、危険な時、どうしても困った時だけ助けるのみ。
すべてを任された子どもたちは、懸命にがんばります。
互いに相談しながら、野菜を切り、米をとぎ、薪に火をつけ、かまどで調理する。
み~んな年中さん(4~5才)の子どもたちが作るんです。
驚いたのは、10時から始めて、途中遊びも入りましたが、
12時には、ちゃ~んとおいしいご飯と味噌汁ができてました。ありがとう!
できたご飯をみんなで一緒に食べました。おいしかった~。子供たちも自慢気。
お母さんたち、いろいろがまんしてくれてありがとう。
子どもも大人も共に、そしてしっかりと成長している、自主保育らしい光景でした。
そして「岬の茶屋&あらかしのだんだん」も子どもたちに久しぶりに使ってもらってうれしそうでしたよ。
こんな素敵な施設が学内にある学校なんて、おそらく全国探しても他にはないでしょうね。(しかも学生の手作り)
炊事のかまど、水道、机、イス、コンポストトイレと野外教育・環境教育に完璧な環境です。
この場所を今まで以上に活用していきたいですね。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
講師 萩原 ナバ 裕作