2012年11月20日火曜日

【短期技術研修】第1回『ぎふの木造建築AWARD』(公開審査)


岐阜県立森林文化アカデミー・短期技術研修部門「ぎふの木造建築AWARD」事務局では、森林、木材や木造建築について、充分に理解した設計者を育成するために、「ぎふの木造建築AWARD」設計コンペを実施しました。

【背景と趣旨】
2009年「森林・林業再生プラン」が制定され、10年後(2020年)までに木材自給率50%に推し進めています。2010年「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が制定され、低層の公共建築物については原則木造化または内装等の木質化に努める方針が示されました。2011年「すべての建築士のための法定研修」別冊:木造2階建住宅の構造計算の手引き(日本建築士会連合会)にて、木造の構造設計・構造計算をできる人材育成に着手しています。
2006年「改正耐震改修促進法」が制定され、2015年 耐震化率90%にすることが目標として掲げられています。2010年「すべての建築士のための法定研修」 (日本建築士会連合会)にて、木造建築の改修の内容が盛り込まれました。2012年「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」(日本建築防災協会)にて、 精密診断法2の保有水平耐力計算による方法等の    適用範囲に学校、幼稚園等非住宅を追加されています。
岐阜県では、2006年「岐阜県森林づくり条例」が制定され、2007~2011年度「岐阜県森林づくり基本計画」を策定し、「植えて育てる」「伐って利用する」という生きた森林づくりを展開してきました。2007年「岐阜証明材推進制度」が制定され、岐阜県産材を産地証明する木材『ぎふ証明材』が流通しはじめました。2010年「ぎふ性能表示材認証制度」が制定され、ぎふ証明材に含水率とヤング係数を表記する木材    『ぎふ性能表示材』が流通しはじめています。2012~2016年度「第二期 岐阜県森林づくり基本計画」が制定され、基本計画を基にして岐阜県産材の多角的な利用を推進しています。
すなわち、木造建築では、森林の状況を踏まえつつ、長寿命、自然共生、省エネルギー、持続性、耐震性、地域性、物語性などのテーマを通じて、社会資本としての建築を創造することができているかを問われています。
そこで、このような社会的な動きの中で地域材(特に岐阜県産材)を利用した木造建築について、建築家として何を提案するかが問われることになります。

【応募ならびに応募作品】
(1) 主な構造部材として木材(主として地域材、特に岐阜県産材であること。ただし、外国産材も応募可。)を利用し、主旨・目的に沿った特質をそなえる建築であること。
(2) 建築の分野は、住宅、一般建築を問いません。工事の種類は、新築、増築、改築などを問いません。
(3) 応募作品は日本国内に実在し、登録期日(10月19日)までに竣工から一年以上経過したものとします。






各応募者から提案する木造建築についてプレゼンして戴きました。

提案する木造建築の敷地が会場から近いところには視察しました。

パネルの前でフリースタイルでの質疑応答時間です。

質疑応答は非常に盛り上がりました。

設計技術のノウハウも学んでいます。
このあと、参加者みんなで投票して、参加者みんなで審査を行いました。公開審査と呼んでいます。このときの投票者は、公開審査時に出席した建築関係者です。応募者も含まれます。


投票後みんなで審査します。
この公開審査では、ぎふの木造建築AWARDにおける 最優秀賞1点と、優秀賞1点をみんなで決めました。


この後1週間展示期間とし、その間に一般審査を行います。このときの投票者は、一般審査に参加した建築関係者および一般参加者です。

(次号へ続く)







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