午前中は、講座でスタッフの役割を担っていただく皆さん(保育士さん等、中津川市の皆さん)にスタッフ研修も行いました。大切なことは、アカデミーにて教材研究を繰り返し開発してきた『木育プログラム』のノウハウを各市町村の皆さんと共有し、自力で講座の開催を目指すことです。
みっちり2時間。「木育」についての概論講義から始まり、地元中津川の木と森とのつながり等、意見交換で盛り上がりました。皆さん、立木は良くご存じであるのですが、木材の名前となると苦戦していました。道具の話では「20年前は、年長さんでナイフを使っていた!」とのお話しにはビックリしました。
午後はいよいよ本番。今回の対象年齢は3・4・5歳児親子。11月3日は「七五三」。しかも観光シーズンで愛知県から申し込まれた方等キャンセルもありましたが、皆さん親子で楽しく体験されました。先ずは、木の匂いを嗅いだり、重さを体験。色集めや、木の実の大きさ比べ、最後は見立て遊びをして、スギのお皿に、この場にいない大切な人のための食事を作りました。
中津川市のスタッフの皆さんのご協力で集めて頂いた『葉っぱや木の実や小枝』等から、食材に見立てて、おにぎりやラーメンや唐揚げやら・・・、大切な人を想い、美味しそうな食事が出来あがって行きます。
昼食の後でしたが、何だかおなかが空いてきました。
あっという間に完成し、食卓に並びました。秋の食材?は彩りが本当に綺麗です。
最後は、発表会。その日が誕生日の方がいたり、おばあちゃんのための食事を葉っぱ小さくちぎって食べ易くしたり・・・工夫と想いの一杯つまった楽しい食事会?でした。
保護者の方談:子どもの創造力と家族の観察力にビックリしました。中津川には身近に自然がこんなに沢山あるのに、活かしきれていませんでした。『ままごとあそび』なら私でも、子どもと一緒に楽しく出来そうです。ありがとうございました。