2013年6月13日木曜日

 山村づくり講座実習レポート     「田植え」を体験しました。




山村づくり講座「地域生活実習」の今年のメインテーマは山村地域の「米作り」です。
前回の授業では、石徹白地域にお邪魔し、田植えの準備作業を体験しました。
今回はメインの田植え作業です。受け入れていただいたのは、山県市伊自良で仲間づくりをしながら休耕田の復活活動を展開されているYoさんと、同市梅原地区で自営農家を継承しながら、様々な地域活動に着手されているアカデミー山村づくり講座OB第一号のYaさんです。 あらためて御礼申し上げます。

それでは、学びの情熱が熱くほとばしる、熟年世代の1年生、水野さんのレポートです。
                                              (山村づくり講座教員 原島)

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    山村づくり講座では、526日の日曜日にフェアートレード・ディ垂井の視察と田植え作業のお手伝いに行って来ました。


 午前は県西、垂井の運動公園で開催されるフェアートレード・ディ垂井の視察でした。鈴鹿と伊吹山脈に挟まれた眺めの良い高台、すぐ横を新幹線が走り抜け、美濃のゆったりした気分とは違い、気忙しさが交錯する場所でした。 


バングラデシュ・アフリカなど厳しい国情とフェアートレードの意義を主張するコーナー、飾り物、食べ物に混じって地元で店を開いている方々などのテントがグラウンドをリング状に店開きされていました。バンドなど賑やかにフランクフルトを販売するカナダ人、焼きそばをするアフリカ・アメリカンなど国際色溢れる交流の場ともなっていました。参加者はざっと千人余りとよみました。


   午後は山県市の伊自良地区に移動し、田植え作業でした。前回の実習で石徹白での田おこしに続いて初めての経験です。伊自良湖から下流1km、地区の最上流域に位置します。



数年前にUターンし、今年から集落支援員として活躍中のYoさんが、ご実家所有の休耕田を2年前に掘り起こし、手植え、無農薬、有機栽培にこだわっている水田です。






横一線に山村づくり講座の五人(天池、松浦、伊藤、最賀、水野)が並び、団結よろしくガイドのヒモに沿って一定間隔に苗を植え付けました。



山畝が迫った山間部、今回、田植えの機会を紹介してくださったアカデミーOBでもある、地元山県市在住Ya先輩の言によれば、「典型的なハーフ山村(Ya先輩のお仲間達による造語とのこと)、コンビ二もあれば町の中心部まで10㎞ほどで便利。しかし、山間地域と同様、確実に過疎化と高齢化が押し寄せている。」と。









田植え中、さりげなく激励して通って行った自治会長さん、お二人が農業の師匠と慕うお隣りのHさんなどの暖かい視線を感じつつ、田の半分ほど植え付けたところで休憩の号令、Yoさんの奥さんが冷たい飲み物、おいしいお菓子を沢山ご用意くださり、一同等しく感動しました。





田植えは、まだ半分残っていたのですが、時間の都合で作業は終了となりました。地域のみなさんの暖かさを感じた田植え実習でありました。   
        
                                            
 (山村づくり講座1年 水野)