エンジニア科の 「課題研究ゼミ2」 の進捗状況
今回はエンジニア科2年生、5人が発表。
(1)「子どもが楽しく簡単にできるキャンプ料理」
(2)「菌床栽培シイタケ子実体の劣化防止」
(3)「熊崎家山林における森林計画」
(4)「森の聞き書き ~林業の先輩から学ぶ~」
(5)「理想の目標林型に近づけるための間伐計画」
最初は近藤くんの「子どもが楽しく簡単にできるキャンプ料理」、彼はキャンプ指導する中で、
子どもや大人が、料理と言えば定番のカレーライスやバーベキューばかり、しかも自然に親しみ
に来たはずのにそんな時間もない。
プレイパークにきた子どもたちを観察すると、好きなことは、水遊び、泥遊び、粘土遊び、トントン
カチカチ、お絵かき、・・・・・ならば、この好きなことを料理に転用して、子どもが楽しみながらできる
ことは何か?
研究する中で、小麦粉を捏ねてつくるもの、水団(すいとん)、トマト味、・・・・などから、
「すいとまとん」という料理を考案し、イベントなどで試作体験、試食を実施している内容でした。
二番手の出口くんは「菌床栽培シイタケ子実体の劣化防止」です。
人工栽培シイタケの収穫後の劣化原因は
・水分接触や水分過多
・高酸素濃度
・子実体の傷 などがありますが、これらを抑制して鮮度を保つにはどうしたら良いか
を検討しています。
三番手の熊崎くんは、「熊崎家山林における森林計画」です。
実家が所有する約50haの森林を調査し、その周辺の森林も含めた144haの森林について、森林簿
データを解析した結果、全体の7割が人工林で、齢級は8~10齢級が主体であった。
今後は、作業道敷設計画を立てて、将来自分自身で森林整備をすすめるための基礎調査に取り
組み、具体的な計画案を立てる予定。
四番手の館林くんは、「森の聞き書き ~林業の先輩から学ぶ~」と題して、自分が引き継ぐ予定
の林業活動に役立つ知恵を習得しようとしていました。
「聞き書き」を通して、名人の知恵や技、そして生き様やものの考え方を丸ごと学ぼうとしていま
す。
さて、五番手の家田くんは「理想の目標林型に近づけるための間伐計画」でした。
発表内容を聞き入るあまり、写真を撮影するのを忘れてしまいました。
家田くんは、山県市の中原林業さんで、本物の林業現場を見学し、それを参考に健全な森林と
不健全な森林を定義だてして、様々な森林を調査して、その森林を目標林型に近づけるために
どのような間伐計画を立てるべきかを検討しています。
今回も、就職活動に忙しい中、みんな一生懸命に発表素材をまとめてきました。次回の担当学生
のみなさんも前向きに頑張りましょう。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。