先日、グリーンウッドワークの椅子づくり 講座が生涯学習として開講されましたが、ものづくり講座の1年生も授業の一環で補助スタッフとして参加しました。その様子を学生がレポートしてくれました。
********************
「グリーンウッドワーク」 講座がアカデミィとグリーンウッドワーク協会共催で開催され、 私たちものづくり1年生も授業として( 補助スタッフとして且つ椅子作りも経験させて頂き) 参加しました。
栗の生木を使って、人力だけで「ラダーバックチェア」 を6日間で作り上げます(前半9/21.22.23、後半10/ 12.13.14)。講座の前半は木取り( 生木の丸太を叩き割る)から始め、 削り馬にまたがりセンや南京ガンナで削って椅子の各パーツ( 椅子の脚、貫、背板)をつくりました( 前半が終わって後半が始まるまで作ったパーツを乾燥させる)。 後半はそれを使っていよいよ組立の段階に入ります。 しかしこれがまた、幾つかの山場を迎えることになるのです。
まずは椅子の後ろ脚に背板が入るホゾ穴掘り。 殆どの参加者の方がはじめてノミを使ってホゾ穴をあけます。「 ここは、絶対失敗できない!」と みんな、今まで以上に真剣そのもの。
背板のホゾ穴以外に貫(椅子の脚と脚をつなぐ横棒) を入れるホゾ穴も手動ドリルで空けます。指導役の小野さん( グリーンウッドワーク協会理事長) も厚く且つ1つひとつ丁寧に指導・ 説明をしてくれ他の協会スタッフも優しくサポートしてくれます。
そして・・・ついに椅子が完成! 10人の参加者全員、 充実感を漂わせた笑顔でいっぱいになりました。 私たちもついつい共感。「グリーンウッドワーク」 ってなかなかのものですね・・・
(クリエーター科 ものづくり講座 1年 ナベこと久野)