2013年10月7日月曜日

ウッドプロジェクト第3弾 木造建築講座による建築ツアー

今日はウッドプロジェクト第三弾。
木造建築講座の企画です。
午前中はアカデミー自力建築めぐり、木造建築講座の山崎君が説明しながら歴代の先輩が建てた建築物を見ていきました。
まず始めに事務局からテクニカル広場に向かう途中の階段です。


アカデミーが開校してから13年。
間伐材を86,000本使用して作られたアカデミーは、所々でガタがきています。
木材が腐朽したところや、木材が反ったところが分かります。
腐朽は水、材料、温度、空気の4つが揃う条件下で起こるそうです。
その後も建築物の意義などの説明を受けながら、自力建設を巡り、あらかしのだんだんへ移動。
構造体を守るために雨水の水切りがされており、部材の間に波板が置かれていました。
木造建築の敵、「水」に対する対策がしっかりととられていました。

続いて、細い部材を使用して組み合わせたトラス構造の説明。
柱と梁の四角形の空間ではなく、三角形で力をうまく分散し空間をとりたい場合に有効です。

午後からは昭和初期に建てられた美濃和紙あかりアート館に行き、あかりアートではなく木造2階建の建物をメインに見学してきました。
キングポストトラス構造です。

ここは、昔の町並みの景観を崩さずに改修した建物です。
様々な試験を行い、耐震補強された国の登録有形文化財に指定されています。
洋館建築の佇まいも残されています。

最後に美濃保育園へ移動。

この建物は通常では商品価値のないおばけの木と名付けたヒノキを柱として利用し建てられた保育園の施設です。
建築にあたり、地域の方とのワークショップに加え、施主自ら利用する木を森に探しに行くなど、
地域の思いと森とのかかわりを取り入れた設計がなされています。
園児たちはおばけの木の伐倒から建物が出来上がるまでを見つめてきました。
そのため、施主の園長さんだけでなく、園児たちもこの建物に愛着を感じて利用しているようです。
舎内に入った瞬間、ヒノキの良い香りが立ち込ました。 床板の柔らかさ、柱の強さ、木目や木の色合いを身体全身で感じ、 この建物に対する人々の思いがあふれる建物で、見学した私も思わず楽しい気分になりました。 様々な建築を見学し、木造建築の良いところや悪いところを知ることができた一日でした。 企画してくれた山崎君ありがとう。そして、お疲れ様でした。 森と木のクリエーター科2年 林業再生講座 渡邉篤慶

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