2013年10月8日火曜日

Preparations of Cable Logging and Harvesting ~林業架線の準備始まる~

Preparations of Cable Logging and Harvesting  林業架線集材の準備始まる

 
 

 日本の林業技術として継承が危ぶまれている林業架線技術、その「林業架線」の授業が始ま
りました。

 今年も江崎林業の江崎尚史さんに、林業架線の架設、運転、撤去を2週間以上にわたって集中
的に指導して頂きます。
 参加学生はエンジニア科2年生とクリエーター科林業再生講座1、2年生、そして菊地、杉本、
JIRIです。

 研修では小型の集材機によるエンドレスタイラーの索張りを実習します。


 立木に巻く当て木、ワイヤー類、小型集材機、オカメ(滑車)、クリップ、シャックル、スリング、
チルホール、プラロック、チェンソーなど、使用する道具類をチェックです。

 林業でも何でも仕事は 段取り八歩だ」、江崎先生の言葉をかみしめながら、昨日
までの現場打ち合わせの振り返りと、作業のイメージトレーニングをします。

 
 右下の集材機を左側のヒノキ丸太盤台に設置して、ワイヤー類で固定します。
 
 移動した集材機が集材方向に向かっているかどうかをPPロープを真っ直ぐ張って確認し、何度も
修正してから固定作業に入ります。
 

 集材機を静置くしたら、江崎さんがワイヤーでの固定方法の見本を見せます。
次から学生が慣れないワーヤー作業に取り組みます。



 架線のスカイライン(主索)の先柱は、下の写真のはるか奥です。
当て木、ワイヤー、滑車などをもって、みなぜいぜい息をしながら、山の斜面を登っていきます。


 斜面の下ではエンジニア科西坂さんがクリエーター科の中嶋さんの指導を受けながら、控え索
の設置を習います。
 

 西坂さんはプラロックを操作して、ワイヤーの設置直し作業中です。



 先柱には、エンジニア科の加藤さん、松井さんが樹上作業です。下からクリエーター科の田中さ
んが全体指揮をとっています。

 この先柱に主索のサドルブロック、エンドレス索用の滑車、荷揚げ索用の滑車、控え索6本を
設置します。


 樹上では安全帯をつけてはいても、相当大変な作業であるため、控え索設置をしていた学生も
見上げて心配しています。

 今日中に控え索を設置終了する予定でしたが、残念無念の日没を迎えたのです。

 
 さて、明日も架線の準備作業が続きます。みんな頑張ろうね!
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。