盆栽というと厳めしそうな年配の方がやるものでしょ?と言われることが多いのですが,ところがどっこい,最近ではインテリア・プランツとして若者にも人気が出つつあります。また,海外でも日本の文化の一つ"BONSAI"として,広く受け入れられています。
今回の講座では,そんな盆栽の魅力を理解し,樹木をより身近に感じてもらうことを目的としました。参加者は小学生から60代までと,幅広い世代が参加してくれました。
まず最初に,盆栽の背景にあるものや歴史,鑑賞のポイントについて講義を行いました。いくら若者にも人気があるとは言え,まさか小学生が参加してくれるとは思ってもいなかったので,難しいかな?と思ったのですが,意外に真剣に聞いてくれて,最後には質問も出たのに驚きました。
その後は,手軽にできるコケ玉づくりの実習を行いました。まずは用土を作るところから始めます。ケト土とミズゴケ,赤玉土のみじんを手でこねます。大人も子供も手をドロドロにして取り組みました。
次に,好きな苗をいくつか選び,根を用土でくるみます。下が平になるようにすると座りが良くなります。
最後に土をコケでくるんで,取れてこないように木綿糸をグルグルまきつけます。
飛び出たコケをハサミで整えたら完成です。落葉樹のコケ玉をつくった人は,この後の紅葉が楽しみですね。参加者の皆様,お疲れさまでした。
今回,学生スタッフとしてエンジニア科2年の神谷さん,熊崎さん,富田さんとクリエータ科2年ものづくり講座の吉川さんにお手伝いをしてもらいました。ありがとうございました〜