2013年11月11日月曜日

翔楓祭|生涯学習講座|身近に感じる盆栽文化の報告

先日の森林文化アカデミーの学園祭「翔楓祭」では,主該学習講座の一環として学生と共同でいくつかの講座が開催されました。その中の一つである「樹木を身近に感じる盆栽文化〜手軽に楽しめるコケ玉づくり〜」について報告します。

盆栽というと厳めしそうな年配の方がやるものでしょ?と言われることが多いのですが,ところがどっこい,最近ではインテリア・プランツとして若者にも人気が出つつあります。また,海外でも日本の文化の一つ"BONSAI"として,広く受け入れられています。

今回の講座では,そんな盆栽の魅力を理解し,樹木をより身近に感じてもらうことを目的としました。参加者は小学生から60代までと,幅広い世代が参加してくれました。

まず最初に,盆栽の背景にあるものや歴史,鑑賞のポイントについて講義を行いました。いくら若者にも人気があるとは言え,まさか小学生が参加してくれるとは思ってもいなかったので,難しいかな?と思ったのですが,意外に真剣に聞いてくれて,最後には質問も出たのに驚きました。

その後は,手軽にできるコケ玉づくりの実習を行いました。まずは用土を作るところから始めます。ケト土とミズゴケ,赤玉土のみじんを手でこねます。大人も子供も手をドロドロにして取り組みました。

次に,好きな苗をいくつか選び,根を用土でくるみます。下が平になるようにすると座りが良くなります。

最後に土をコケでくるんで,取れてこないように木綿糸をグルグルまきつけます。

飛び出たコケをハサミで整えたら完成です。落葉樹のコケ玉をつくった人は,この後の紅葉が楽しみですね。参加者の皆様,お疲れさまでした。

今回,学生スタッフとしてエンジニア科2年の神谷さん,熊崎さん,富田さんとクリエータ科2年ものづくり講座の吉川さんにお手伝いをしてもらいました。ありがとうございました〜