ほぼ2週間かけて行ってきた『森林経営計画実習』も、いよいよ最終日となりました。
今日は、各自が立てた計画のお披露目です。
演習林を一般の民有林と見立てて、どのような林業を展開するのか、その計画を発表します。
山割りは具体的に想定しませんでしたので、1人の所有山林として計画を立てた学生と複数人の所有として計画した学生がいて、その対比ができておもしろかったです。
学生には、計画の理念と山づくりと林業の方針、長期計画、この5年間の計画を発表してもらいました。 その中で、作業システムごとの単価と立木サイズごとの売り上げ予測を立て、収支を含めて計画を立てたのは秀逸でした。ただ、大赤字になりそうなのに皆伐を提案したりと、つっこみどころ満載の計画もありました。それはそれで、いい教材になったのですが。。。
実際に計画を見える形で立て、それを人に説明し、出された疑問に答えることで、多くの気づきがあったと思います。とくに、計画を立てるのにどんな情報が必要で、どんな考えをするとよいのか、また、自分は何が勉強不足なのか、この先どんな経験を積まなければならないのか、こうしたことが具体的にわかったのではないでしょうか。
何はともあれ、学生の皆さん、お疲れさまでした。この後は、課題研究(卒業研究のようなものです)に集中してください。
by 横井秀一