森林管理のためのGIS技術を学ぶ エンジニア科「林業IT」
エンジニア科2年生の「林業IT」、今回も岐阜県森林組合連合会顧問の中島義雄先生の指導で
森林GISにつて学びます。
最初に前回までのおさらいを含めて、レイヤーを調整し、属性テーブルにある林班、小班、枝番
そして第一林種、第一樹種、スギ・ヒノキの別など、自分たちが欲しいデータを入力です。
樹種だけ見ていても意味がないので、もう一歩進めて齢級毎に表示してみました。
さて、本日はデジタルコンパスによる測量データとGPSを組み合わせて、GISデータを作成して
みました
最初に基準点のGPSポイント(経度と緯度)を全員で確認。
そして森林文化アカデミーの校舎の周りを測量して、地図上に落とします。
レーザーを用いた測量ですので、距離も自動で測定されますし、斜距離も水平距離に換算して
くれます。
測量データを計算機に入力してみると、測量のグループによって1/340~1/1200程度の精度。
このデータをKMLで出力してGoogle Earthに貼り付けることもできます。次ぎにシェープファイル
に出力して、Arc Catalogにフォルダ接続して、データをドロップオンしました。
磁北偏差を修正しないと写真の「青線」ようになっていますが、美濃市は西に7.1°西偏しているの
で修正したのが「黄線」の状態です。
更にはGPSデータ自体がずれているので、グラフィックスをフィーチャに変換して、修正しまし
た。
続いて、森林文化アカデミーの演習林について、アカマツ、スギ、ヒノキ及び齢級別に区分し、
次回に備えたのです。
林班・小班毎に見分けることもGISなら簡単です。次回はスマートフォン利用によるGIS技術にも
チャレンジしたいと思います。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。