2014年5月13日火曜日

森林公共政策No.3 恵みの森づくりと治山事業を学ぶ

恵みの森推進課 と 治山課 の仕事を学ぶ


 エンジニア科、クリエーター科の2年生が岐阜県の森林林業行政を学ぶ「森林公共政策」、
その第三回目を開催しました。

 本日の講師は恵みの森推進課の平井課長さん、治山課森林管理係の兼定係長さん、治山課
治山係の高木係長さんの3人です。

 平井課長さんからは、①岐阜県ではどのような施策を考え、作られているのか。
               ②「恵みの森づくり」はどのように生まれたのか。
               ③恵みの森推進課の主な業務は何か。
              について、ご説明して下さいました。

 第一期森林づくり基本計画では「災害に強い森林づくり」の施策、第二期森林づくり基本計画
では「環境を重視する環境医保全林と林業を進める木材生産林」に分けた施策。

 森林・環境税は12億円の財源のうち、約6億円を環境保全を目的とした水源林等の整備、里山
林の整備・利用の促進にあてている。
 

二番手の兼定さんは、「森林の開発と保安林林行政」について説明して下さいました。

 話の主体は、①保安林について、②林地開発について、実例をもとに説明されました。


 最後に高木さんからは、「山地災害と治山事業」と題して、DVD映像も含めて説明されました。
 
 現在、岐阜県では45名の治山担当(県職員)が仕事をしている。DVDでは治山事業の中でも
土石流と地すべりを事例に、どれほどの災害がどのくらい発生しているかを説明されました。
 
 現在は災害に強い森林から、予防治山対策、治山GISによる崩壊予測、治山情報防災マップ
へとシフトしつつある現状についても説明されました。
 
 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。