エンジニア科、クリエーター科の2年生が岐阜県の森林林業行政を学ぶ「森林公共政策」、
その第三回目を開催しました。
本日の講師は恵みの森推進課の平井課長さん、治山課森林管理係の兼定係長さん、治山課
治山係の高木係長さんの3人です。
平井課長さんからは、①岐阜県ではどのような施策を考え、作られているのか。
②「恵みの森づくり」はどのように生まれたのか。
③恵みの森推進課の主な業務は何か。
について、ご説明して下さいました。
第一期森林づくり基本計画では「災害に強い森林づくり」の施策、第二期森林づくり基本計画
では「環境を重視する環境医保全林と林業を進める木材生産林」に分けた施策。
森林・環境税は12億円の財源のうち、約6億円を環境保全を目的とした水源林等の整備、里山
林の整備・利用の促進にあてている。
二番手の兼定さんは、「森林の開発と保安林林行政」について説明して下さいました。
話の主体は、①保安林について、②林地開発について、実例をもとに説明されました。
最後に高木さんからは、「山地災害と治山事業」と題して、DVD映像も含めて説明されました。
現在、岐阜県では45名の治山担当(県職員)が仕事をしている。DVDでは治山事業の中でも
土石流と地すべりを事例に、どれほどの災害がどのくらい発生しているかを説明されました。
現在は災害に強い森林から、予防治山対策、治山GISによる崩壊予測、治山情報防災マップ
へとシフトしつつある現状についても説明されました。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。