エンジニア科2年生の「森林作業道林道」です。
今日は前回、作成してもらった計画路線の評価を行います。
森林研究所の古川部長に来て頂きました。
前回までの授業では急傾斜地を赤で色分けし,
計画路線を作成しました。
図面上で描いた計画路線です。縦断勾配は8%で計画しました。
今日は、各自の図面をもとに、
路網の延長や平均集材距離を算出していきます。
図面の上に格子を印刷した透明なシートを乗せ、
点格子法により、平均集材距離を算出します。
格子点ごとの集材距離を測定中です。
点格子法による算出とは、
格子点から一番近い道までの距離を計算し、
平均の集材距離を求める方法です。
集材距離をエクセル上に打ち込むと、、、
エクセルの縦横の数字が、格子状の数字に対応しています。
赤色が集材距離が長いところ、低いところが短いところです。
今回はタワーヤーダを用いて集材するという想定です。
演習林をカバーできる道がつけられたでしょうか??
今の時代、点格子法で図面を見ながら計算しなくても、
GISを使ってすぐに計算することが出来ます。
しかし、今回の授業でどういう原理で計算すればよいかを勉強することが出来ました。
午後は、図面をもとに現地踏査を行いました。
ハンドレベルを用いて、山の中を歩きます。
といっても、初めての踏査なので、なかなか前に進みません…
まさか起点にこんな高いのり面があるとは…
地形図と現地との違いを実感です。
明日も引き続き踏査を行います。