2014年7月2日水曜日

樹と木材を知る 試験


今年も恒例樹木同定の実習のクライマックス、実物試験の季節がやってきました。エンジニア科実習「樹と木材を知る」では、前期に教えた86種すべての葉を一度に並べ、制限時間内に正解を回答しなければなりません。

ずらりと並んだサンプルは流石に壮観です。

86種すべて揃えるのは一苦労です


1種10秒で判断して正解を書けば、14分20秒で解答終了ですが、憶えたばかりの学生はそういう訳にはいきません。じっくり観察して答えを出します。樹木の特徴は色々なところに現れています。葉の裏を見たり、細かい毛の有無を確認したり、時には葉をちぎって匂いを嗅いだりします。全てを総合的に判断して、自分の知っている樹種の名で解答用紙を埋めていきます。

穴のあくほど見つめています

匂いを確かめるのも重要ですね

葉の裏には特徴が出やすいですね


平均1種30秒で答えれば、45分で試験終了です。実際には早い学生でも解答に1時間程度かかっていました。さて、気になる点数ですが、最高得点は84/86! あと2種! 惜しかったですね。

今年の学生は17人中1人を除き、無事に正解数50点以上の合格ラインを突破しました。この結果に胡座をかかず、これからも色々な樹種を見分けられるよう精進して貰いたいものです。めざせ、100種制覇!!