2014年7月1日火曜日

ユニークさだけでなく、科学的論証が必要!

最小限の言葉で、最大限の結果を出せ!


 本日はクリエーター科の課題研究、中間発表会を開催しました。

発表者はクリエーター科2年生、聴衆はエンジニア科1年・2年、そしてクリエーター科1年と教職員
です。
 全体の進行は津田先生と河本係長さん。名簿順に山村づくり講座、木造建築講座、林業再生講
座、ものづくり講座の学生が中間発表しました。


 様々な分野の面白い発表に、最初は教員のみの質問でしたが、徐々に学生からも質問が出る
ようになりました。
 木造建築の分野はエンジニア科には少し難しいようでしたが、それなりに興味を持って聞くことが
できたようです。

 質問しない学生も、全員が発表者にアドバイスやヒント、質問事項を記入するメモ用紙に、せっせ
と記入していました。



 生徒会長でもある林業再生の竹川さんは「川下の需要に応える木材生産の取り組み」を発表し、
涌井学長の質問に緊張気味。

 木材生産の現場にマーケットインの考えを導入しようと四苦八苦しています。


 木造建築のベンさんは、「省エネ施工性能の向上を目的とした事例データベース」について、
発表。 より多くの現場でデータを集め、WEB上での公開を目指しています。


 最後に涌井学長からは、「どれも「大変面白い課題ではあるが、単にユニークなだけでは意味が
ない。科学である以上、論証が必要。最小限の言葉で、最大限の結果を出し、第三者による再現
性も必要である。」

 「内容を欲張りすぎず、どう引き算して、何が自分の求めるものかを追求すること」、加えて
 「一般に定義された言葉表現で表さないと、社会で通用しないことを、課題研究を通して学んで
欲しい。」 など、様々な感想を頂きました。


 さて、今回の中間発表、教員にとっても「学なり、技術なりを、どう学生に指導すべきか」を考え
直す機会でもあったのです。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。