2014年11月17日月曜日

古民家リノベ事業プラン 実際に動き出す?

6月から始まった「古民家リノベーション事業プランニング講座」の最終回を迎えました。

第1回目の篠山での実際の取り組みの体験や、第2回目の具体的な手法の学び、オプションで地元住民の方へのヒアリングや空き家マップづくり、建物調査を挟んで、第3回目のグループによる提案検討など、半年にわたり濃密なプログラムになりました。

最終回では、これまでの講座を活かした3つの案を、地元、蕨生(わらび)地区の皆さんに提案させていただきます。


講座初日は、参加者同志で、提案内容を発表しあい、講師の金野さんや参加者の皆さんから、いろいろな意見をいただきました。特に金野さんからは、事業収支や活動主体など、具体的な裏付けの積み上げを指摘されました。
夜中までかかって、事業収支などを検討し、翌日のプレゼンに臨みます。


会場は、今回の対象物件の蕨生の古民家で行いました。和紙のユネスコ無形文化遺産登録関連のいろいろイベントが重なっている中、大勢の方々にご参加いただきました。

①蕨生Rebornプロジェクト、②わらび学港、③わらわら(和紙職人限定シェアハウス)といったそれぞれ特徴ある提案で、地域の皆さんも真剣に聞き入ってくださり、活発な質問も出ました。質問の熱の入りようから大成功のプレゼンでした。


半年間の総まとめとして最後に参加者の皆さんで記念撮影。


午後からは金野さんの講評を思いきや、来年度実現に向けて詰めてしまいましょう・・・。と

講座の残り時間の2時間で、参加者を交えて3つの提案を1つの事業と組織にまとめ上げてしまいました。蕨生地区の和紙文化を継承し、リノベ新拠点と人材導入を統合した事業全体の青写真が出来てしまいました。

まさに、金野さんのスピード感を身を持って体感した感動の瞬間です。


この勢いのまま、年内に市長にプレゼンして、予算確保して、市民の方に向けての講演・・・などなど、どうなるかわかりませんが、本格的な実施に向けて再スタートです。

非常に熱心な参加者の皆さんにも助けられ、大きな成果が残せました。ありがとうございました。

木造建築講座 辻 充孝