2014年11月15日土曜日

君は野生動物の何を知っているのか?

野生鳥獣の管理を考え、どう対処する


 クリエーター科の林業再生講座と山村づくり講座の共通科目「野生動物管理概論」、本日は
JIRIと県庁から岐阜大学応用生物科学部付属野生生物管理学研究センター鳥獣対策研究部門
に出向している和田さん、横田さんから野生動物についての講義を受けました。

 午前中は、JIRIが野生動物の実態、有害鳥獣と狩猟鳥獣の違い、狩猟とは何なのかなど、基礎
的な項目をレクチャー。

 岐阜県にはイノシシは不明ですが、ニホンジカは約5万頭、ツキノワグマは1200~1400頭、
ニホンカモシカが約7000頭生息しています。

 途中、イノシシやシカなどの足先剥製や頭部骨格(スカルプ)を触ったり、観察したり。
やっぱり、本物は違うよね!


 午後から和田さんから、「ニホンジカによる森林下層植生衰退度調査」について講義を受け
ました。

 岐阜大学で実際に調査されている内容に基づき、最新の情報を詳しく説明されました。


 岐阜県を5kmメッシュで区切り、下層植生衰退度ランクShurub-Decline-Rank)を調査。
ニホンジカの生息密度が高い西濃や中濃では、顕著な植生衰退が見られる。これまで、ニホン
ジカが問題視されていなかった飛騨南部や東濃地域でも植生衰退が起こり始めている。

 岐阜県ではニホンジカが年間約28%増加している。

 このニホンジカの問題を解決しなければ、持続可能な林業にはつながらない


 続いて、横田さんが「野生動物対策につて」と称して講義。
 日本全体で年間約200億円の被害が発生しており、それに約100億円の対策費が費やされて
いる。

 岐阜県のニホンジカは約12000頭ほど出産増加しているが、平成25年度の捕獲数は9497頭で
ある。
 またイノシシなどは一回の出産で4~6頭を出産するが、授乳期に仔イノシシが捕獲されると、
もう一度発情して交尾し、秋にもう一度出産する。だから罠では親を捕獲することが重要となる。
 


 さて、講義が終了したのでグループでのディスカッションです。

  課題は学生がが決める。 1.若者をどう狩猟者に育てるのか?
                   2.獣肉利用について
                   3.どうやって集落ぐるみで意識を高めるか?


 学生の発想や意見は様々。

   コメントに対して、和田さんと横田さんからご意見を頂いて、一日を終えたのです。

 
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

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