エンジニア科の『木材の伐採と搬出』、今日は関市にある百年公園でカシノナガキクイムシに
加害されて危険なコナラ、アベマキの伐採です。
メイン講師は江崎林業の江崎尚史さん、そして杉本、JIRIの3人で現場指導です。
最初に「塩、米、御神酒」でお祓いを、左・右・左とすすめました。
しっかりと、ナタとチェンソーを木元に置いて、二礼二拍手一礼。 浮ついた心を鎮めて、危険な
伐採にチャレンジです。
一番手は、お祓いを取り仕切った山田さん、この木は山側の根元部分に腐朽部があったため、
少し高い位置ですが、安全な場所で突っ込み切りして、最終的には追いづる伐りを実施。
追いづる伐りは、突っ込み伐りした場所より低く、切るとすぐに 「ボツン」 と音がしたので、
急いで待避する。
切り口は直径約35cm、ツルはしっかり残っています。
見事、目標の方向に倒れていきました。
続いて、住田くん挑戦。
自分で目立てしたチェンソーの切れ味が悪いので、途中から江崎先生のゼノアをお借りして
再スタート。
あまり興奮して力が入りすぎ、ツルを切りすぎてしまいましたが、なんとか目標通りに伐倒完了。
住田君が待避したあと、念のために江崎先生がチェンソーを持って待機してくれました。
三番手は小森君、樹高約20mのコナラを相手に、伐採前のイメージトレーニング。
伐倒方向の確認、上方つるがらみ無しの確認、待避場所の確認、周囲の安全確認。
ここでは追い口を切ったら、ワーヤーロープ2本を2つのチルホールで牽引して倒します。
微妙なツルの残し具合に思案しながら、なんとか伐採完了です。
最後に本日の反省会。江崎先生から、「安全第一」の仕事のためには『段取り八分』のお話、
みな肝に銘じて、帰路についたのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。