2014年12月17日水曜日

切れ味良いか? 広葉樹伐採に挑む!

カシノナガキクイムシ加害木を伐採



 エンジニア科の『木材の伐採と搬出』、今日は関市にある百年公園でカシノナガキクイムシに
加害されて危険なコナラ、アベマキの伐採です。

 メイン講師は江崎林業の江崎尚史さん、そして杉本、JIRIの3人で現場指導です。

 最初に「塩、米、御神酒」でお祓いを、左・右・左とすすめました。


 しっかりと、ナタとチェンソーを木元に置いて、二礼二拍手一礼。 浮ついた心を鎮めて、危険な
伐採にチャレンジです。


 一番手は、お祓いを取り仕切った山田さん、この木は山側の根元部分に腐朽部があったため、
少し高い位置ですが、安全な場所で突っ込み切りして、最終的には追いづる伐りを実施。


 追いづる伐りは、突っ込み伐りした場所より低く、切るとすぐに 「ボツン」 と音がしたので、
急いで待避する。

 切り口は直径約35cm、ツルはしっかり残っています。

  見事、目標の方向に倒れていきました。


 続いて、住田くん挑戦。

 自分で目立てしたチェンソーの切れ味が悪いので、途中から江崎先生のゼノアをお借りして
再スタート。

 あまり興奮して力が入りすぎ、ツルを切りすぎてしまいましたが、なんとか目標通りに伐倒完了。


 住田君が待避したあと、念のために江崎先生がチェンソーを持って待機してくれました。


 三番手は小森君、樹高約20mのコナラを相手に、伐採前のイメージトレーニング。
伐倒方向の確認、上方つるがらみ無しの確認、待避場所の確認、周囲の安全確認。


 ここでは追い口を切ったら、ワーヤーロープ2本を2つのチルホールで牽引して倒します。

 微妙なツルの残し具合に思案しながら、なんとか伐採完了です。


 最後に本日の反省会。江崎先生から、「安全第一」の仕事のためには『段取り八分』のお話、
みな肝に銘じて、帰路についたのです。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。