2014年12月15日月曜日

作業工程を見直し、生産管理につなげる

クリエーター科林業再生講座の授業です。

「生産管理の技術」の授業がありました。
講師には元豊田自動織機の圓谷様をお招きしています。

今回は、素材生産作業を観察しながら「ものと情報の流れ図」を作成する予定でしたが、
雨でお休みのため、急遽自分たちの伐採搬出作業を見直すことにしました。

小雨の中、伐倒作業〜集材作業を行い、現状の各工程のサイクルタイムを計測しました。



前回までの話で、

「基準がないと、どこが問題か分からない」

ということで、まずは自分の作業の基準を考えることに。


◆ 授業の関係上、連続した日程で搬出作業が出来ない。
◆ 現状の作業では、多めに出材した日で2m3程度(出材作業に専念すると、半日で2m3出材した日もある)


ということから、

① 安全を考慮して2人作業をセットとして、その日のうちに伐採~製材所まで搬出を行う
(すなわち伐採~製材所までの生産リードタイムが1日)
② 出材量の基準値は2m3/日。

という基準を作成しました。


基準を作る方法としては、演繹的アプローチと帰納的アプローチがあります。

演繹的アプローチとは、「将来こうあるべきだから、この基準を目指さなければならない」
帰納的アプローチとは、「現状こうだから、もう少し上の基準を目標にしよう」
と考えることです。

今回出材量の基準値を2m3/日としたのは、現状の実績から考えた帰納的アプローチです。




各工程のサイクルタイムを元に、基準を達成できるように、
作業の見直しや工程計画を検討しました。

その結果、基準をクリアするためには、

① 胸高直径24cmであれば、伐倒〜集材まで30分で行う(現状より15分短縮)
② 林内作業車による運搬〜積込を1時間で行う(現状より25分短縮)





という目標を立てました。もちろん安全が最優先です。
サイクルタイムを測ることによって、工程計画を立てることが出来ました。


今後、これを実践して(Do)計画通りできるかどうかをチェック(Check)することが必要です。
いわゆるPDCAを回していくことが大事です。


トヨタのラインでは、人が行っている作業時間をさらに短縮するのは難しいので(動作分析により、作業単位ごとに作業時間が決まっている)、人を増やして対応することになるそうです。

今回は、一日の生産量の基準を作成し、実際の各工程の作業時間に落とし込みましたが、QCDの視点で考えると、Quality(品質)、Delivery(納期)Safety(安全)という別の観点での基準を作ることも大切です。


最後に皆で学んだことをおさらいです。

◆ 基準を決めて改善点を見つける。そのための情報を収集することが大事
(管理するためには、数字で把握する)

◆ ボトルネックの工程を見つけて改善することが大事

◆ PDCAを回していくことが大事


生産管理とは、どういうことなのか。何をすればよいのか。
分かったでしょうか。あとは実践あるのみです!


講師の圓谷様ありがとうございました。


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