クリエーター科の林業再生専攻学生が学ぶ『木材の販売戦略』、今年も岐阜県林政部県産材
流通課の中通さんをお迎えして、現在の木材流通はどうなっているのか?
ものを販売するために、例えばペットボトルのお茶はどのような戦略をとっているのか?
山の木材を原材料として販売するにはどうすればよいか? 国の施策は、県の施策は、原木の
特性は、製品の特性は、市場取引は・・・様々な観点で木材を見て行く講義の初回です。
山での造材は3m、4m、5m、6mが基本ですが、それぞれ利用する径級が異なる。
柱材など立てて利用されるものは基本3m、6m造材、しかし横物の梁桁などは4m、5m、6m造材
これは畳の利用から、しかし近年は畳も利用されなくなり、事情も変化が見られる。
板材は基本2mまたは4mで利用。
岐阜県内の国産材の流通はどうなっているのか?
原木市場取引の70%以上が「ぎふ証明材」、県内で生産される素材の約9割に達している。
岐阜県内の製材工場は262工場、全国一位の工場数。
しかし小規模工場が多い。それは挽く木材によっている。
他県では外材の製材も含めて大型工場の傾向。
12~14cmのものは大引きや柱材、16~20cmは柱材、22cm以上になると母屋・梁桁材
岐阜県の木材を販売していく上でのポイントは何か?
材質か、色合いか、製品精度か、地域名か、特別な仕掛けか。
例えば、「広告」を考えよう。
広告の目的は製品に関する事実を伝えることではなく、ソリューションや夢を売ることである。
広告は顧客の願望に向けて発するべきもの。・・・では、私たちは顧客の願望を知っているのか?
これは難しい。次回に続きます。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。