スマホでGISをより身近に!
エンジニア科2年生の学ぶ「林業IT」、今回も岐阜県森林組合連合会顧問の中島義雄さんの
指導で森林GISにつながるICT技術を学びます。
今日はスマホでストーリーマップ、電子コンパスによる測量、野帳データのシェープファイル化、
GIS上でのトポロジ化と修正、WEB上へのアップを実施しました。
スマホとデスクトップパソコンをつないで、データのやりとりの練習。
ICT技術を使って森林調査し、そのデータを貼り付けるためには座標についても理解が必要。
GSR1980、WGS1984、世界測地系と日本測地系(JGD2000とJGD2011)、地理座標系(GCS)と
投影座標系(PCS)、そして平面直角座標系・・・・
電子コンパスで学校周囲を測量し、その測点のポイント写真をGPS連動で撮影、学生は1年ぶり
に操作する電子コンパスに四苦八苦しながらキャリブレーション操作。
基点となる座標軸を測定、緯度35°33′21.5″、経度136°55′05.5″を確認し、電子コンパス測量を
開始する。
レーザーによる測量と、スマホによるデータ管理(エクセル)とポイント写真撮影。
コンパスと連動したPDAがなくてもスマホで対応できる。
スマホからデスクトップパソコンにデータを転送し、測量結果を見る。
磁北偏差を修正して、平面直角座標系に貼り付ける。
スマホにダウンロードしたArc GISに測量図面を転送させて、再び校舎周辺に移動。
校舎周辺にはカツラやサクラ、ミズナラなどが植栽されているので、その樹木の写真データや
樹高などをスマホに取り込む。
学生たちはスマホで対象木を撮影し、樹高を入力する。
そのデータがスマホを通してArc GISのクラウドにデータが蓄積される。
さて、次回は来週、この次から演習林での林分調査を通して、より実践的な森林GISの世界に
踏み込みます。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。