2015年6月6日土曜日

岐阜で「まちミューフットパス・ガイドブック」が始まります!


山梨県から、つなぐNPO理事長の山本育夫さんをお招きして529日、「まちミューフットパス・ガイドブック」説明会を開きました。県内や愛知、三重県から20人余りが集まり、狭い教室には開始前から熱気があふれていました。















 


 まちミューフットパスガイドとは、まちや里山を歩く3~5キロのコースの散策マップと、その土地の歴史や祭り、文化財や生活を紹介する訪問先ガイドを盛り込んだ小冊子。山本さんたちは山梨県内の27市町村で、これまでに250種類のガイドブックを作成して販売するだけでなく、フットパスツアーも行っています。活動は、長野、新潟、東京、沖縄、静岡にも広がり、「ぜひ岐阜でも」という思いで今回の説明会は開かれました。

















 


 説明会では、美術教師、博物館職員、雑誌編集者を経験してきた山本さんが、歳を重ねるとともに、「地元のことを何も知らないまま大人になってしまった人たちが多い」ことに気づき、古里の楽しみ方発見ガイドとして、これまでありそうでなかったフットパスガイドブックを作り始めた経緯を紹介。「『へーっ』と驚く話題が20見つかれば、ガイドブックが1冊できる」と話しました。


会場には、山県市から地域おこし協力隊員など9人も駆けつけ、ガイドブックの材料の探し方など実践的な質問を投げかけました。山本さんは、図書館で郷土史を読むことから始めることを勧め、「ガイドブックを作ってみると自信になる。皆が古里で1冊づつ作りませんか」と呼びかけました。
今回の参加者の中から、いくつかの地域でフットパスガイド作りが始まりそうです。



報告 山村づくり講座2年 井澤 宏明