2015年7月8日水曜日

雨だから、下草刈り

雨にも負けず、蛭にも負けず、森をつくれ!


 エンジニア科1年生の『森づくり実習』、今日は雨模様だからこそ下草刈りを体験しました。
下草刈りは植林木の成長と競合する雑草木を刈り取る林業作業の一つ。

 近年では、ニホンジカの食害に遭わないよう下草刈りをしない傾向もありますが、実際の作業を
体験する必要性から、下刈り鎌(造林鎌)と動力刈払い機による下草刈りを体験しました。

 最初に、実習ゼミ室で、「下草刈り」のなんたるかを、30分ほど講義、それから関市洞戸の現場
に移動です。

 まずは全員が、下刈り鎌の取り扱いと作業手順を習います。 進行は右から左へ、鎌はふり
回さず、目的の雑草を引き切る。

 全員が山の斜面で作業するため、安全第一に作業するために何に注意すべきか学びます。


 下刈り鎌で手刈りする学生は、蜂(ハチ)に気をつけながら、植林木に気を配りながらの作業
です。今年は蜂の巣がおおくあり、アシナガバチやコガタスズメバチの巣が10個近くありました。


 Uハンドルの動力刈払い機は操作性、作業性、安全性に優れています。 鋸刃の左側30°で
カットするイメージをつくりながら、右から左に回転させて雑草木を刈っていきます。

今日はあいにくの雨ですが、もしも今日が晴天であった場合、これ以上に過酷な作業が
予想されます。 つまり雨の下草刈りの方が楽なのです。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。