岐阜県への移住を考える人のために、東京と名古屋で毎月「ぎふ暮らしセミナー」が開かれています。林業、IT、商店街の活性化など、さまざまなテーマで地方移住のための情報やヒントをお届けしているのですが、10月は「伝統工芸をなりわいにする生き方」です。
岐阜県には美濃和紙、岐阜和傘、岐阜提灯など、豊かな森林資源を使った工芸がたくさんありますが、後継者不足は多くの工芸に共通する悩みです。そんな中、県外から移住した若い人たちが後継者として活躍する事例が増えています。
そこで10月のセミナーでは、実際に伝統工芸に携わっている職人さんにパネラーとしてご登場いただき、仕事の楽しさや難しさ、岐阜での暮らしの実感、これからの夢、などをお話しいただきます。
前西千寿香さんは兵庫県出身。岐阜県立森林文化アカデミーで学んだ後、美濃市で竹細工の技術継承に取り組み始めました。今では国の重要無形民俗文化財に指定されている長良川鵜飼の鵜籠を作る2人の職人のうちのひとりとして活躍しています。
寺田幸代さんは神奈川県出身。30歳のときに紙漉きに携わることを決意し、「美濃手すき和紙基礎スクール」に参加。ユネスコの無形文化遺産に指定された「本美濃紙」を漉く江戸時代からの工房で修行しています。
コーディネーターは、森林文化アカデミーで岐阜県の伝統工芸の材料確保や後継者育成に携わっている准教授の久津輪 雅が務めます。
会場からもたくさんの質問を受け付けながら、ざっくばらんな会にしたいと思っています。移住相談や森林文化アカデミーの学校説明の担当者も同席してくれます。伝統工芸に関心ある方、岐阜でものづくりを学びたい方、仕事をしたい方、ぜひお越しください!
日時
10月4日(日) 16:00〜19:00
会場
ふるさと回帰支援センター(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館5階)
申込・お問合せ
清流の国ぎふ 移住・交流センター 担当 岩瀬
TEL 080-7749-3317 / FAX 03-6273-4404
gifu@furusatokaiki.net