2015年9月14日月曜日

木を見て、森も見る!〜グリーンウッドワーク指導者養成講座・第4回

 春からシリーズで開催している「グリーンウッドワーク指導者養成講座」、4回目は「森を見る」です。
 生木を使うグリーンウッドワークだからこそ、ただの木工で終わらせるのではなく、樹が生えている森から始めたい、でも森へのアクセスはなかなか難しそう・・・そう感じる方も多いと思います。そんな方のために企画した講座です。盛りだくさんの1日になりました。

 まずは講義。学んでもらったのは以下のようなこと。事前に参加者に質問事項を寄せてもらい、回答も用意しました。
・森の所有者は誰か。樹を伐らせてもらうにはどうすればよいか。
・どんな服装がよいか。道具は何を持参するか。
・さまざまな樹をどう見分けるか。図鑑のかんたんな使い方は。
・都道府県の森林体験活動の相談窓口リスト。
・毒や害がある樹木の参考資料は。
・放射能汚染の木材への影響は。


 それから森林文化アカデミーの隣の「美濃市古城山環境保全モデル林」へ。ここは県の森林環境税を使って整備された森です。すぐにアカデミー教員で植物学が専門の柳澤先生より解説が始まります。
・樹木を見分けるポイント。
・さまざまな葉の特徴。
・さまざまな樹皮の特徴。
・ウルシやヌルデなど、かぶれる恐れのある樹の見分け方。 

・・・実際には10メートル進んでは解説、そしてどんどん脱線。大幅に時間オーバーしましたが、柳澤さんの豊富な知識と楽しいトークで参加者を飽きさせません。

 そして小径木の伐採。指導は大同大学の木工技術員、加藤慎輔さん。以下のようなことを学びます。
・伐採の前に気をつけること。
・切り込みの入れ方。
・伐った後の枝の始末のしかた。 

 伐ったのはコシアブラとアラカシの2本。それを持ち帰って、切って、割って、削ってみます。


 コースターサイズの輪切りを1枚ずつと、板状のもの1枚ずつ作っていただきました。堅さ、みずみずしさ、木の色や肌合い、いろいろ感じてもらえたことと思います。こちらの参加者の方は「お寿司をのせるお皿にします」とのこと。

 森を見る講座、木を使う講座はあっても、両方を組み合わせた講座はなかなかありません。森を楽しむことからものをつくることまで、一筆書きでつながる体験ができたと思います。「自分も近所の森で材料を分けてもらって、ものづくり講座をやってみようか」、参加者の方にそう思ってもらえるようになれば嬉しいです。