2015年9月1日火曜日

自力建設の現場から 第一回目「掘り方(基礎工事)」

地鎮祭を行ってから、早くも一か月を過ぎました。

地鎮祭後、伐倒に続き、掘り方、製材、大工合宿での木材加工、基礎と続く怒涛の作業に追われてブログにて進捗状況をリアルタイムに紹介しきれていませんでしたが、これから少しずつ報告をしていきたいと思います。

そんな『自力建設の現場から』シリーズの第一回目は掘り方の作業です。

掘り方とは、コンクリートの基礎を打つために地面を掘削し高低差つける作業のことです。
平坦な土地であれば、上記の通りなのですが、今回の敷地は傾斜地!(過去の自力建設も傾斜地が多いです)
なので、まず平坦な場所を作るために斜面を削り取っていく必要があります。

伐採後の現場がこのような感じになっています。この現場を削っていきます


早速、シャベルとトグワをももって掘り始めたいところですが、まずは丁張りを行う必要があります。
丁張りとは、建物の位置を正確に出す作業で杭を立て、基準となる位置や高さを出しておきます。
以下の写真の敷地周りを囲っているものがが丁張りになります。


丁張り完了後、実際に掘っていきます。


手に持つ武器はトグワとシャベルのみ、ひたすら掘ります。
作業を行っていたのは7月末、連日のように35度を超える暑さのの中、作業を行いました。
手伝いに来ていただいたみなさん、ありがとうございました。おかげで作業は着実に進みました。





この場所は、山側から落ちてきた岩がたまって形成されているので、掘ったらそのうちの半分ぐらいは岩です。
なので、あっという間にこんな石垣ができてきます。


大抵の岩は二~三人で踏ん張れは動かせたりするのですが、掘っていくとこんな巨大な石まで出てきます。。
こればっかりは人力ではどうしようもないので、動かさずに何とかする方法を考えなければなりません。


7/29から本格的に作業を開始し、7/31までにおおむね掘り終わりました。
いったんここで掘り方を終え、材の加工を行う大工合宿を迎えます。細かい調整や掘り足りない部分は大工合宿後になります。
肉体的にはかなり厳しい作業ではありますが、目に見える進捗があるので達成感を感じることができる工程だと思います。(今だから言えるのですが、、)

というわけで、次回の『自力建設の現場から』は大工合宿編です。


木造建築講座一年 瑞慶山