2015年9月27日日曜日

全国育樹祭応援事業『ぎふ木育大交流会』第一日目

~森の子育ち・親育ちフェスティバル~


 全国育樹祭応援行事、『ぎふ木育大交流会』が2日間にわたって開催され、本日が
1日目。

 今日は午前中に 初心者向け「はじめての森のおさんぽ」、「森のようちえん」、「プレーパーク」
体験会が開催。

 午後からは、柴田愛子さんによる講演会パネルディスカッション4つの分科会が開催され、
明日は夕方まで9つの分科会が開催されます。

 開会では瀬上林政部長が、森に関心を持たれるお母さん、お父さん、指導者の皆さんに
エールを贈るお言葉などを述べられました。


 受付は県庁職員や森のだんごむし森のわらべの方々などが交代で担当。
関係者は駐車場誘導や「森のおさんぽ」、「森のようちえん」、「プレーパーク」、授乳室対応など
大忙し。

 現役建築士兼大工さんが受付を担当する「トントンカチカチ」、ここでは子どもが好きな物を
好きなようにつくる。 木材は自分で切り、釘は好きなように打つ、欲しい物を自分でつくる。


 プレーパークでは木登り、泥遊び、探検なんでもあり。

 そんな中、クリを拾った子どもがファイタープレートの上でたき火を焚いて、そこでクリの鬼皮
に歯で切れ目を入れて、火中に放り込む。 そして焼けたら、渋皮と鬼皮をむいて食べる。


 森林文化アカデミーの森の情報センターと森の工房周辺は、親子がごったげして、各々が
好きなことをしながら、自然の中で時間を過ごす。

 ふだん自由に振る舞えない子ども達は、今日は思いっきりはしゃぎ回る。誰も怒らない。


 会場内部では森のわらべの方々が販売コーナーも設定して下さり、初心者へのアドバイスも
万全体制です。 ここの女性はみな熟練者、どんなお悩みもどんと来い!


 さて、柴田愛子さんは「子育てを楽しもう!」というテーマで、
 ~子どもは自然の環境の中で、心も体も豊に育ちます。おとなも一緒に心身を開放しませんか~
とお話しをされました。

 ある子が木製のレジスターで遊んでいると、
  そこに来た別の子が「あっ、お店だね。じゃあ、売るものがいるね」と言ってハサミを持ってきた。
   そしてハサミで自分の髪の毛を切って、それを並べ始めた。

 すると他の子ども達が寄ってきて、「この毛を売ってるんだね。じゃあ売って下さい」と買う。

  そう言えば、大人になった人たちも昔、昔に、自分の髪の毛を切った経験ありませんか?

 でも、こうした話を教員や保育士に話すと、髪の毛を切らせるなんて「ダメ」と言われる。
それは大人の価値観で、子どもの価値観ではないね。

 とにかく柴田さんの話は、「そうそう」と思える親近感のある話で、聞いても聞いてもきりがない。



 続いて、柴田愛子さんと小菅江美さん、ナバさんによるパネルディスカッション。

 とにかく3人とも実践者であり、豊富な経験の持ち主であるため、会場の皆さんから質問を
受けるのが予定なのに前振りが長い。

 それでも話が面白すぎて、お母さん方もお父さん方もみな真剣に聞き入りました。


 16:00からは分科会です。
  ①「森のわらべ」の10年を振り返って
  ②日常の遊び場 ~だれでも始められるはじめの一歩~
  ③遊びの中で生きる力を育てる ~子どもの遊びはAKB!~
  ④森のようちえんにとって好ましい場所づくりとは


 それぞれ分科会は室内であったり、野外であったりと、参加者は様々な経験をしたのです。


以上、速報担当、JIRIこと川尻秀樹でした。