~森の子育ち・親育ちフェスティバル~
全国育樹祭応援行事、『ぎふ木育大交流会』が2日間にわたって開催され、本日が
1日目。
今日は午前中に 初心者向け「はじめての森のおさんぽ」、「森のようちえん」、「プレーパーク」
体験会が開催。
午後からは、柴田愛子さんによる講演会、パネルディスカッション、4つの分科会が開催され、
明日は夕方まで9つの分科会が開催されます。
開会では瀬上林政部長が、森に関心を持たれるお母さん、お父さん、指導者の皆さんに
エールを贈るお言葉などを述べられました。
受付は県庁職員や森のだんごむし、森のわらべの方々などが交代で担当。
関係者は駐車場誘導や「森のおさんぽ」、「森のようちえん」、「プレーパーク」、授乳室対応など
大忙し。
現役建築士兼大工さんが受付を担当する「トントンカチカチ」、ここでは子どもが好きな物を
好きなようにつくる。 木材は自分で切り、釘は好きなように打つ、欲しい物を自分でつくる。
プレーパークでは木登り、泥遊び、探検なんでもあり。
そんな中、クリを拾った子どもがファイタープレートの上でたき火を焚いて、そこでクリの鬼皮
に歯で切れ目を入れて、火中に放り込む。 そして焼けたら、渋皮と鬼皮をむいて食べる。
森林文化アカデミーの森の情報センターと森の工房周辺は、親子がごったげして、各々が
好きなことをしながら、自然の中で時間を過ごす。
ふだん自由に振る舞えない子ども達は、今日は思いっきりはしゃぎ回る。誰も怒らない。
会場内部では森のわらべの方々が販売コーナーも設定して下さり、初心者へのアドバイスも
万全体制です。 ここの女性はみな熟練者、どんなお悩みもどんと来い!
さて、柴田愛子さんは「子育てを楽しもう!」というテーマで、
~子どもは自然の環境の中で、心も体も豊に育ちます。おとなも一緒に心身を開放しませんか~
とお話しをされました。
ある子が木製のレジスターで遊んでいると、
そこに来た別の子が「あっ、お店だね。じゃあ、売るものがいるね」と言ってハサミを持ってきた。
そしてハサミで自分の髪の毛を切って、それを並べ始めた。
すると他の子ども達が寄ってきて、「この毛を売ってるんだね。じゃあ売って下さい」と買う。
そう言えば、大人になった人たちも昔、昔に、自分の髪の毛を切った経験ありませんか?
でも、こうした話を教員や保育士に話すと、髪の毛を切らせるなんて「ダメ」と言われる。
それは大人の価値観で、子どもの価値観ではないね。
とにかく柴田さんの話は、「そうそう」と思える親近感のある話で、聞いても聞いてもきりがない。
続いて、柴田愛子さんと小菅江美さん、ナバさんによるパネルディスカッション。
とにかく3人とも実践者であり、豊富な経験の持ち主であるため、会場の皆さんから質問を
受けるのが予定なのに前振りが長い。
それでも話が面白すぎて、お母さん方もお父さん方もみな真剣に聞き入りました。
16:00からは分科会です。
①「森のわらべ」の10年を振り返って
②日常の遊び場 ~だれでも始められるはじめの一歩~
③遊びの中で生きる力を育てる ~子どもの遊びはAKB!~
④森のようちえんにとって好ましい場所づくりとは
それぞれ分科会は室内であったり、野外であったりと、参加者は様々な経験をしたのです。
以上、速報担当、JIRIこと川尻秀樹でした。