自力建設の現場から第二回目は製材編です。
前回の最後では次は大工合宿です!と書いていましたが、その前の大事な作業を忘れていました。
大工作業をするための材料の準備、、そう、製材です!
本来であれば、丸太から必要なサイズに大まかに製材したのちに乾燥をかけて、最後に寸法に合わせて削って建材として利用するのですが、自力建設では使用できる材はすでに用意されているため、その中でやりくりして建物を作る必要があります。
が、それでも必要なサイズの材がどうしても取れないので、乾燥後の材をさらに挽くことにします。
今回の建物は建物のサイズの割に屋根の持ち出しが大きいため、垂木を細かいピッチで入れています。その垂木用の材を作ります。
製材を行っていただいたのは、森林研究所の富田先生。お世話になります。
さすがのベテランの技で、すごい速さで製材機を扱いどんどん挽いていきます。
垂木とともに、ちょっと寸法が合わない桁があったのでそれも挽いてもらいました。
作業がとても素早いのでちょっとぶれてます(笑
写真だと静かなものですが、実物はものすごい音を出してます。
初めて見た時は、何も切っていない時の機械の音量に驚き、切り始めたらさらに増す音量にまた驚きといった具合でした。
続いてはプレーナーがけです。プレーナーとは平削り盤という機械で、材木の表面をきれいに整えてくれます。
製材し乾燥しただけの材は、実際に建材として使用する寸法より大きめであるため、表面を削って実際の寸法を出します。
作業は講座の先生、先輩にも手伝っていただきました。ありがとうございます。
これらの作業を掘り方と並行して行いました。最後はトラックに積み込み、大工合宿先である白川町へ搬出です。
というわけで、次回の『自力建設の現場から』はようやく大工合宿編です。
木造建築講座一年 瑞慶山