2015年10月9日金曜日

木曽ヒノキ天然生林の姿に圧倒される

 クリエーター科林業の2年生は、東濃森林管理署と裏木曽国有林内の「木曽ヒノキ備林」を訪れました。


 始めに、東濃森林管理署にて、林野庁・国有林野事業・東濃森林管理署の概要と、これから訪れる木曽ヒノキ備林についてのお話しを伺いました。


 前回の式年遷宮における用材を伐採した伐採式の現場です。当時の伐倒の様子をお聞きし、「三ツ緒伐り」の切り株を観察しました。


 「二代目大檜」までの遊歩道を歩き、ヒノキ・サワラ・トチノキ・ケヤキ・ミズメなどが混交する天然生林を観察しました。普段の授業・実習の対象としている若い人工林とは別物とも言えるその姿に圧倒されます。



 天然生林をしっかりと観察することで、これからの施業につながるヒントがたくさん得られます。ぜひ、この森林で見たものをしっかりと記憶し、ときあるごとに思い出して問題解決の手がかりにしてほしいと願います。
 
 本日も、ロッテンブルグ大学からの研修生が一緒でした。彼にも、日本の温帯針葉樹林の姿を記憶しつづけてほしいものです。