6月から始まって全5回の古民家リノベーション事業プランニング講座、全国から17名の受講生がアイデア豊かな提案を行い、無事発表会も終わりましたが、早速、次年度の企画を練り始めました。
次年度は、今年とはまた違ったスタイルで検討中です。
今年を簡単に振り返ります。
6月には、一般社団法人ノオト代表の金野幸雄さんのホーム篠山市で、実際に取り組まれている活動や最新のニッポニアホテルの視察です。
一泊二日の濃密な時間を過ごし、帰り際には、竹田の古民家を改修したホテル「EN」も見せていただきました。
篠山の興奮冷めやらぬ翌月には、今年度の舞台となったアカデミーのある美濃市で、具体的な物件を見て、どのような提案ができるかを、グループに分かれてアイデアだしを行いました。
地域おこし協力隊や建築士、ライターの方など、様々な受講生がそれぞれの持ち味を出し、建物や地域の可能性を引き出していきます。
夏休み期間には、それぞれのグループで、地域調査や建物調査を行い、アイデアを具体的な形にしていきます。
自治会長さんにインタビューしたり、観光協会でヒアリングしたり、ひたすら歩き回って地域の宝物を探したり・・・様々なアプローチで具体案にしていきます。
11月の最終回では、地域の方々に、考えてきた計画案をプレゼンします。
今回は、3つのグループから、特徴ある3案を示させていただきました。
夢物語ではなく、収支計画や誰が運営するのか、改修費をどうするかなど、具体的な提案で、質問もたくさん出ました。
講師を務めていただいた金野さんからの熱い激励もあり、市民、行政のみなさんもかかわりながら、具体的に動き出すことを期待します。
発表が終わり、ほっと一息の受講生。
これから、受講生のみなさんが拠点にしている場所を中心に、古民家を活用した取り組みを実践してくれることでしょう。
次年度も企画を検討しています。また、詳細が決まりましたら案内しますのでご期待ください。
森林文化アカデミー 準教授 辻充孝