林業架線の実習を行いました。
架線集材を行うためには、
林業架線作業主任者が必要で、この授業は作業主任者の資格を取得するのに必要な講習です。
張り場所は毎年異なり、今年はモノレール脇の土場に下げ荷集材です。
講師は非常勤講師の江崎先生です。
架線を張り上げるためには段取りが大事です。
まずは、集材機を設置し、
エンドレス索を張り、
(写真は集材機の前でエンドレス索を継いでいます)
搬器を取り付けて主索を張ります。
主索はヒールブロックとサントクバイスでヒールラインを組んで、
上げていきます。
完成です。これは元柱側の写真です。
どの線がどんな役割を果たしているか分かりますか??
まるでジャングルジムです…
先柱です。混乱しそうですね…
今年も1回張り、また撤収してもう1回張り替えました。
繰り返し架線を設置することで練習です。
実際に伐採木の集材も行いました。
ワイヤスプライスも
カゴざし(割り差し)、巻き差し、変形割り差しの3種類を勉強しました。
皆合格するまで練習で、早い人だと20分ほどで一つのスプライスが完了です(半差し含め)。
そしてセミロングスプライスも練習しました。
セミロングスプライスは、線と線をつなぐときに使いますが、
つないだところが太くならないのがメリットです。
今回のエンドレス索もこれでつなぎました。
3週間にわたって架線の研修を行いましたが、
あっという間に研修終了です。
皆、現場で使える技術をたくさん覚えました。
2年生は卒業まであと少し!まだまだ勉強して卒業してくださいね!