山村づくり講座の授業、「地域生活実習」で、揖斐川町春日に行ってきました。ここではアカデミーの卒業生Mさんが、在来種(ヤマチャ)のお茶作りをされており、今までも何度か実習でお世話になっています。
今年度から、地域有志の活動として、お茶畑や昔の茅場を巡る、散歩用の小道(オルレコース)を整備し始めたということで、今回の授業では、そのお手伝いを兼ねて地域活動のあり方などを学びに行ってきました。
実際に地域の方と作業をしながら、みちづくりが始まるまでのプロセスや、地域の方とのコミュニケーションを学ばせて頂きました。
私たちがお手伝いしたのは重機の入れない急傾斜地の階段を作る作業でした。
やましごとの師匠、Sさんにご指導頂きながら、土を削り、枕木を杭で固定し、階段を作っていきます。
ちなみに、材料はすべて現地調達。リョウブやコナラなど、適当な大きさのものをその場で伐って使用しました。
作業は一日がかりで行なわれ、午前中はなれない作業に手間取りましたが、午後は少しスピードアップできました。階段を作る経験はみんな始めて(たぶん)でしたが、役割分担もしっかりでき、出来上がった段をしっかり踏み固め、最終チェックまでしました。
出来上がった階段はこんな感じになりました。心なしか学生の顔がたくましく見えますね。
幸い天候にも恵まれ、作業が終了してからすこし雨が降った程度ですみました。帰り際に学生のAさんの希望によりお茶畑に寄って帰ることに。Aさんは自宅でお茶の木を育てているため参考にしたいとのこと。Mさんに熱心に質問していました。
最後は春日にある「かすがモリモリ村リフレッシュ館」によって薬草風呂に入って汗を流し、心身ともにリフレッシュして帰路に着いたのでした。
山村づくり講座 2年 とうりょう